2024年12月9日(月)

Bangkok駐在便り

2015年12月20日

 年末年始、日本からバンコクを訪れる人は多いはず。そこで今回は、在住者ならではの視点から「ガイドブックに載っていないバンコクの楽しみ方や注目のスポット」を紹介したい。

チャオプラヤー川沿い、ローカル感が漂うジャルンクルン通り

 バンコクの移動は常にタクシーというのが、観光客の一般的な行動パターン。

 何よりも日本と比べ破格であり、スクンビットエリアやシーロムエリアから渋滞にハマらなければ、ほとんどの名所は30分ほどで到着してしまう。そのため、バンコクに来ても、ほとんど歩くことがないというのが大半。ゆえに3泊4日くらいの日程であれば、ローカルの人の生活を見ることもなく帰国というケースが多い。ただし、バンコクは歩くだけで楽しいエリアもあり、まずは“おすすめの散歩スポット”から紹介する。

 まずは日本人居住区からすぐ近くのソイ・プラカノン。近年、日本人も増えているエリアであり、スクンビットエリアからすぐ近くなので、観光ついでにちょっとローカルの生活を垣間見たいという人に最適。ローカルフードが充実する屋台が多く出店され、タイの日常的な暮らしを眺めることができる。治安もよく、深夜まで賑わっているのが特徴。路上で販売されているのは、やはり食べ物が多いが、植木店から日用雑貨といったさまざまなショップもあり、いずれも日本に比べて破格。一般的なタイ人の生活を見ているだけで、旅情感はグッと高まるはず。

バンコクの中華街。フカヒレ、燕の巣なども破格で食べられる

 続いて、シーロムエリアでは、チャオプラヤー川沿いのジャルンクルン通りがおすすめ。BTS駅のサパーンタクシンを起点とし、北上すれば、映画「ハングオーバー2」のロケ地にもなったホテル「ルブア」(別名シロッコ)や中華街のフアランポーンがあり、南下すれば、若者に人気のショッピングスポット・アジアティークがある。両コースともほぼ日本人の姿は皆無だが、ローカル感を味わいたいなら最適。タイ料理店、屋台が点在し、いずれも中華街から近いという影響もあり、おいしくて、安いのがうれしい。タイ料理店では、英語メニューを用意している店舗も多く安心できるが、高級ホテル近くではそれなりの価格になるので、メニュー確認後の入店が無難。

 南下コースでは、あまりガイドブックには載らないが、大きなお寺が点在しているため、フラッと入って、タイ人とともに参拝するなど、よりローカルに溶け込んだ形で旅情感を味わえる。そして、締めはアジアティークで買い物や食事。夜のチャオプラヤー川はなんともいえない雰囲気があり、カップルで行くにもいいだろう。


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