2024年11月22日(金)

山師の手帳~“いちびり”が日本を救う~

2016年4月29日

 お勧めの「小さな余暇」第3位

 混雑を避けて、連休の直前と直後に旅に出て、連休は家で静かに過ごすのも悪くないです。連休前は人の動きが少なくゆっくりできます。僕の場合、若い時にはあえて連休は家で過ごして連休の前後に家族旅行に行きました。連休客と逆行して高速道路をスイスイ走って家に帰る快感が忘れられません。

 帰ってから自宅で趣味の世界に浸って仏像彫刻や盆栽や庭の手入れをするのも楽しいものです。美術全集をひっぱり出してきて眺めたりして一日を過ごすことこそ「小さな余暇」の真髄です。

 一方、故郷に帰るのはお金がかかる上に、交通渋滞で疲れにいくようなものだから、という実利的な人は、その予算を「ふるさと納税」に回して「ふるさとのお土産」をゲットしてみてはどうでしょうか? 帰ったつもり、お土産を買ったつもりでこれも一挙両得です。

 お勧めの「小さな余暇」第2位

 図書館はGWでも開いています。家で静かに読書をするのも良いですが、何かまとまったテーマに挑戦するのが連休中の過ごし方に相応しいので図書館に行くことをお勧めします。そして自分の好きな分野について肩の力を抜いて知的好奇心を満たします。よく連休中にはまる失敗例は、レンタルショップでDVDやゲーム類をまとめて借りることです。僕の場合は連休後に疲れてしまって後悔した経験が何度かあります。

 お勧めの「小さな余暇」第1位

 新しい趣味を見つけるために連休を使って今までやったことのない分野にチャレンジすることをお勧めします。これこそ趣味の世界はいっぱいありますから暇を持て余すことはありません。思いつくままに言いますと、俳句、和歌、書道、茶道、日本画、油絵、写真、ダンス、すべて流儀が多いので何を選択するかが大事です。

 あくまで鑑賞するような受け身ではなく自らが能動的に行動することが大切です。連休明けには新しい貴方が目を輝かしているはずです。ともかく、このGWの大型連休は日本独特の習慣ですが、世界のどこにもありませんので大事にしたいものです。

  
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