2024年11月22日(金)

Bangkok駐在便り

2016年6月3日

バンコクNo.1ショッピングエリアのサイアム駅。消費大国を印象づける象徴的な場所

早くも鉄道延伸エリアの地価が上昇

 今後、キーワードとなるのが、JRと丸紅、東芝が受注したパープルライン鉄道に代表されるような延伸エリア。渋滞が一向になくならないバンコクの交通事情において、BTSが都民の足となったように、鉄道の存在が人の動線を激変させるのは間違いない。スクンビットエリアを南北に繋いだBTSによって、前述したプラカノン区、チャトチャット区は大きな恩恵を受けた。よって投機目的であれば、都内の主要駅に直結するような延伸エリアに投資するのも悪くない。そのようなエリアでは、日本円で1千万円も出せば、十分快適なコンドミニアムを購入することができる。

 すでに鉄道延伸エリアの影響で、地価が高騰しているエリアがある。BTSやMRT、BRTが走るラチャダーピセーク通り(チャオプラヤー川を越えたトンブリー側の住宅街)、スクンビット通りにほぼ平行に走るラマ4世通りのクルアイナムタイ(ロングステイ日本人御用達の大きな病院があるエリア)、BTSスクンビット線の延伸区間・サムローン(BTSの南部延伸エリア)などは、昨年から値段が15〜20%上昇した。

 さらに昨年から10%上がったのは、スクンビットエリアから少し北にあるエアポートレイルリンクが走るニュー・ペッブリー通り、スクンビットエリアとスワンナプーム空港のほぼ中間にあるシーナカリン通りなど。


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