教育上は智・徳・体を三位〔さんみ〕といい、これが一体となってはじめて人格が形成される。しかし、とかくどちらかに偏りがちであるのが現実である。
書道においては、紙・筆・墨とが三位である。これ自身は道具としてバラバラなものであるが、書く人によってそれが一体となるのである。つまり、精神の問題にまで昇華させる心のはたらきをいうのである。
魂の入らない学問は迫力がない。ビジネスマンにとって、話すことと書くことは重要な要素である。上手・下手というより、そこに込められている気迫というものが人を動かすのである。
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