山師の手帳~“いちびり”が日本を救う~

2016年9月1日

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 とはいうものの僕自身は昔から偶然に他人から声をかけられることにはそれほど驚きはしないのですが、それにしても得度してからのその偶然の頻度が異常に多いのでその原因を追究したいと思っております。

セレンディピティの原因とは何か?

出張の合間に、シベリア抑留された日本兵も送られたロシア・マガダン州の強制収容所跡にある慰霊碑で追悼する筆者

 偶然の出会いでお声をかけて頂く友人達は人生に楽しみや喜びを感じていて人付き合いを大切にしているタイプの人たちです。京都弁でいうと「嬉しがり屋」で「いちびり」なタイプの人間ですから、いつもエキサイティングな出来事を期待しているように見えます。「いちびり」とはお調子者と云う意味です。彼らは前向きに人生をエンジョイするタイプで「ポジティブシンキング」つまり「プラス思考」だからセレンディピティを楽しんでいる様に感じています。

 そして、セレンディピティに良く遭遇する人は同時に洞察力に恵まれたタイプが多いように思われます。洞察力とは、直観力や観察力を駆使して物事の本質を探し当てる能力ですが、普通の人たちにとって単にチャンスを待っていても幸運に巡り合える現象などが起ることは少ないと思います。

 僕の経験則によると洞察力に恵まれていて、好奇心が強く、人間好きで、想像力が豊富なタイプの人にこうした思わぬ出来事やチャンスがやってくると思います。実はチャンスや幸運は何時も自分の周りに転がっているのですが「来るぞ、来るぞ」と強く念じている人の元には本当にチャンスが訪れやすいようです。

 いわゆる、「引きが強いタイプ」なのですが、それも一種の持って生まれた能力かも知れません。これまでも商売柄で、色々なタイプの人に出会っていますが「引きが強い」タイプが強運であるとは限りません。そもそも僕は「運」の要素はあまり信じていませんし「引きが強いタイプ」は「育った環境」や「両親からの遺伝子」に恵まれているタイプが多いように感じています。セレンディピティと運とは関係がないと思っています。

 別の見方をしますと、実はセレンディピティは単なる偶然ではなく「鏡の法則」のようにお互いによく似た想念が人と人を引っ張り合うと思っています。
相性の良い相手とは波長が合うので知らず知らずにお互いが引っ張り合っているのではないでしょうか?(無論、科学的な根拠はゼロです)

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