山師の手帳~“いちびり”が日本を救う~

2016年9月1日

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 ウィキぺディアで調べていると「セレンディピティ」の真逆の言葉に、「ゼンブラニティ(Zemblanity)」という言葉があるのを発見しました。「ゼンブラニティ」とは、イギリスの作家・ウィリアム・ボイドが著書『Armadillo』のなかで用いた造語で、冷たく不毛なところで「セレンディピティ」が起こりそうもない島の名前が「ゼンブラ」だったことに由来しているようです。

 こちらはマイナス思考の典型で何でも物事を悪く考える、懐疑心が強いために人を信じる事が出来ない、自分の情報は人には言わないから何時も孤独に思い悩む、しかも不幸や不運にあった時にステレオタイプの考え方しか出来ないので悪化の一途を辿るパターンになります。

得度をするとは蛸壺から顔を出すこと

 このゼンブラニティの考え方に嵌りこむのは一番、「損な考え方」なのですが、いったん、そのような発想パターンと云うか「蛸壺思考」に陥ってしまうと悪循環になってにっちもさっちも行かなくなります。もはや視野が狭まっているので余裕もなくなっています。こうした悪循環を断ち切るには、まず蛸壺から顔を出すことから始めるしかありません。

 蛸壺から顔を出すと新しい風景が見えてきます。新しい景色を見ていると好奇心も湧いてくるし、思わぬ出来事やチャンスがやってくるかもしれません。
蛸壺の中で思い悩み考え込んでも何も起こらないばかりかマイナス思考のとりこになるのがせいぜいです。経済用語に「機会損失」という言葉があります。
セレンディピティ―の原因を追究しているうちに気がついたことは「機会損失」を「機会利益」に変換することでした。

 得度をしたから偶然の出会い(セレンディピティ)が増えているのは「おい、新しい『仏縁』に早く気がつきなさい」「人さまとのご縁を大事にしなさい」と(誰かから)教えられているような気がしてきます。得度式を終えて1カ月ほど経ちますがこれからは更にポジティブに人さまとのご縁(機会利益)を追求しながら残りの人生に挑戦してゆきたいと考えています。

  
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