前向き女性になれる やわらかライフ&やわらかマネー

2016年10月21日

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加藤梨里 (かとう・りり)

ファイナンシャルプランナー

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科特任助教。2011年3月慶應義塾大学大学院修了。保険会社、信託銀行を経て、ファイナンシャルプランナー会社にてマネーのご相談、セミナー講師などを経験。2014年に独立し「マネーステップオフィス」を設立。専門は保険、ライフプラン、節約、資産運用など。大学では健康増進について研究活動を行っており、認知症予防、介護予防の観点からのライフプランの考え方、健康管理を兼ねた家計管理、健康経営に関わるコンサルティングも行っている。

忙しい人ほどスキマ時間にムダ遣い

 家計のやりくりがきついといって相談に来る人の話を聞いてみると、お金を使いすぎている人のたいていはストレスも溜まっています。

【村上かおりさん(仮名)25歳】

 村上さんは、「仕事が忙しいからお金を使う暇もないはずなのに、なんでいつも赤字なのでしょう?」と悩んでいました。そこで、日ごろ何にお金を使っているかをヒアリングしていくと、出勤前に買っているカフェラテと、昼休み中にスマホで眺めるネットショップのお買い物がかなりあることがわかりました。

 じつは、平日ほぼ毎朝カフェラテとそれだけではなく一緒にスイーツやパンも買っていて、なんと一度に800円くらいに。これが積もり積もって、毎月2万円近くの出費になっていたのです。

 昼休みには、SNSのタイムラインで出てくるネットショップの広告が楽しみで、つい洋服や化粧品をひんぱんに買っていました。一回では3000円程度でも、1カ月に7,8回お買い物をしていたため、毎月2万円以上の出費になっていました。

 忙しいと、ストレスを発散する時間をうまくとれません。ですが、「買い物に行く時間もないんだから」を言い訳に出費を繰り返していると、想定外の金額に膨らんでしまいます。締め忘れた水道の蛇口から、ちょろちょろと水が流れ続けて気づけばバケツ一杯になることがあります。小さな浪費も気づかないうちに高額になってしまうわけです。

 それだけお金を使っているのになぜか気持ちはすっきりしない。湯水のようにお金を使っても流れていくのはお金ばかりで、ストレスは流れ出ていかないのです。

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