前向き女性になれる やわらかライフ&やわらかマネー

2016年10月21日

»著者プロフィール
閉じる

加藤梨里 (かとう・りり)

ファイナンシャルプランナー

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科特任助教。2011年3月慶應義塾大学大学院修了。保険会社、信託銀行を経て、ファイナンシャルプランナー会社にてマネーのご相談、セミナー講師などを経験。2014年に独立し「マネーステップオフィス」を設立。専門は保険、ライフプラン、節約、資産運用など。大学では健康増進について研究活動を行っており、認知症予防、介護予防の観点からのライフプランの考え方、健康管理を兼ねた家計管理、健康経営に関わるコンサルティングも行っている。

同じお金を使うなら、自分が本当に欲しいものに使う

 お金を使っても、ストレスは解消しない、むしろお金を使った自分を責めてしまう。そんな時にはお金のかけ方を変えてみましょう。

 それは、イライラしたマイナスの気持ちをかき消すためではなく、ワクワクしたプラスの気持ちを生むためにお金を使うことです。たとえば、通勤中にスマホでネットショップを眺めて、目にした洋服を迷わずにワンクリックで買ってしまうではなく、デパートに出向いてお店を回ってお気に入りの洋服を選ぶのです。どちらも一見、「買い物」という点ではさほど変わりないのですが、自分の心に与える影響が全く違います。

 人は、たまたまチャンスに恵まれて得るよりも、自分が努力して得るほうが、手に入れる喜びはずっと大きく感じられます。恋愛においても相手から告白されてお付き合いするよりも、自分から好きになった相手とお付き合いする方が、充足感が大きいものです。それは買い物でも同じ。ネットでたまたま見かけたから買う、誰かに奨められたから買う、誘われたから行くなど、受け身で得るものよりも、自分が欲しいから買う、やりたいからやると、主体的に自分の意思で得るものの方が愛着を持つものです。自分が「ほしい」と強く望むもののためにお金を使うからこそ、幸せな気持ちになれるはずなのです。

 では忙しい時はどうすればいいのかと言うと、そんな時は自分の気持ちに向き合うことです。お金を使うときに、流されるままに使ってしまうのか、本当に自分が望んでいるから使っているのか、自分でもわからなくなっているものです。そんな時こそ、一度立ち止まってお金の使い方を振り返ってみましょう。「衝動買いしちゃったな」「ムダ遣いしちゃったな」と思うことが多い時は、心がささくれている証拠です。ささくれを治すには、多忙な日々に流されている自分を濁流から引き揚げてください。そしてほんとうに好きなものに囲まれて自分らしく過ごすことです。

 貴重な休みの日にはゆっくり寝ていたいという人も、次の週末には思い切って出かけてみましょう。試しに1日だけでもいいので「自分のため」にこだわって過ごすこと。自分が本当にほしいものにお金を使ってください。ささくれた心はずいぶんと軽くなるはずです。

(企画・編集協力SAKU)

  
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。

 

関連記事

新着記事

»もっと見る