2023年6月1日(木)

前向き女性になれる やわらかライフ&やわらかマネー

2016年10月21日

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加藤梨里 (かとう・りり)

ファイナンシャルプランナー

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科特任助教。2011年3月慶應義塾大学大学院修了。保険会社、信託銀行を経て、ファイナンシャルプランナー会社にてマネーのご相談、セミナー講師などを経験。2014年に独立し「マネーステップオフィス」を設立。専門は保険、ライフプラン、節約、資産運用など。大学では健康増進について研究活動を行っており、認知症予防、介護予防の観点からのライフプランの考え方、健康管理を兼ねた家計管理、健康経営に関わるコンサルティングも行っている。

 ウェッジ・インフィニティ読者のみなさま、はじめまして。ファイナンシャル・プランナーの加藤梨里と申します。私は家計や保険の見直し、ライフプランニング、資産運用などお金のアドバイスを伝える仕事をしています。

 お客様は20代~30代のワーキングウーマンが中心で、「ずっとおひとりさまで生きていくにはいくらお金を貯めるべき?」、「結婚する前にやっておかなきゃいけないお金のことはなに?」などのご相談に応じています。

 これから全10回にわたり、連載コラムを綴らせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

 初回は、ストレスが溜まったときにハッピーになれるお金の使い方についてお話します。

iStock

ストレス解消のためにお金を使うのはストレスのもと

 働き始めて数年が経ち、仕事にプライベートに忙しくなってくる20代~30代の女性は、ストレスがたまりがち。仕事で上司に叱られた、彼とケンカした、ダイエットがうまくいかない……などのイライラを晴らすために思い切り飲んだり、ほしいものをめいっぱい買ったり、お金を使うことでストレスの解消をしようとしてしまいがちです。

 おいしいものを食べたり、ほしいものを手に入れることで、その時だけは気持ちがすっきりします。でも、しばらくするとお金を使ったことへの罪悪感が沸いてきます。「たいしてほしくもなかった……。どうしてあんなものを買ってしまったのか?」「あんなに食べなきゃよかった……。食べ過ぎて太っちゃった!」なんて後悔してしまい、またイライラしてしまうことも。ストレス解消のためにお金を使ったのに、それがさらにストレスを呼んでしまうのです。

 忙しくて時間に余裕がない、何をやってもうまくいかない。そんな時は心がささくれているのです。ささくれているほど投げやりにお金を使ってしまいがちに。そして、あとになってそんな自分に腹が立つという負のスパイラルに陥ってしまうのです。


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