ある披露宴にお招きを受けたときのことである。新郎も新婦も、日本を代表するような企業勤務。どちらも就職人気はすごいので、いいオトコ、素敵な女性が集まる会社である。
新郎新婦の同期くらいの30歳前後では、オトコはほぼみんな既婚。一方で、どっちの会社も30歳以上女性の独身率が高い。しかもみんなキレイで人間的にもできてる感じで、「なぜあの人が独身なのかわからない」と言われそうな魅力的な女性たち。
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ボーっと考える。この女性たち、社会人になったときって、さぞかし全世代からモテたんだろうなあーと。20代前半で、まだまだ世間知らずで、無邪気な反応で可愛げがあって、モテないわけがない。あるモデルのようなアラフォー女性がこんなことを言っていた。「20代前半は、世の中には何も怖いものがなかった」。
そりゃ、身近な1人の男性に決めたくなんかないですよね。ましてや、組織の中で使いっぱしりさせられてるような同期の男の子となど。同期の男性から見ても、彼女らは高嶺の花である。キラキラしていて、精神年齢も経験値も彼らより上なので手が届く気がしない。そんなうちに、その同期の男子たちは、学生時代からお付き合いしている彼女とか、あるいは職場や合コンで知り合った身近な存在である「普通の」女性と、律儀にすんなり結婚していく。