田部康喜のTV読本

2017年2月1日

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田部康喜 (たべ・こうき)

コラムニスト

福島県会津若松市生まれ。幼少時代から大学卒業まで、仙台市で暮らす。朝日新聞記者、朝日ジャーナル編集部員、論説委員などを経て、ソフトバンク広報室長に就任。社内ベンチャーで電子配信会社を設立、取締役会長。2012年春に独立、シンクタンク代表。2015年10月から東日本国際大学客員教授として地域振興政策を研究、同大・地域振興戦略研究所副所長を兼務。

従来から定評ある草彅剛の演技力

 SMAPの解散騒動も、年が明ければ遠い過去のようだ。ひとり一人のメンバーが、俳優としてあるいは歌手として、司会者としてこれから個人の力が問われるのは間違いない。

 そのなかでも、草彅剛の演技力は従来から定評がある。映画では「ステキな金縛り」(三谷幸喜監督、2011年)、「中学生円山」(宮藤官九郎監督、2013年)は、現代日本を代表するふたりの脚本家であり監督に起用されていることからも理解できる。

 ことに、宮藤監督は「中学生円山」について、連続テレビ小説「あまちゃん」と並んで、創作家としての転機を示す重要な作品である、と述べている。

 二科一族の長女・楓役の山本美月は、映画「桐島、部活やめるってよ」(吉田大八監督、2012年)で、桐島の恋人役の輝かしい美少女役で女優としてスタートラインに立ったといえるだろう。

 浩一の相棒役の水原希子は、個性的な女優として地位を固めつつある。デビュー作の映画が「ノルウェイの森」(トラン・アン・ユン監督、2010年)、岡崎京子の漫画が原作で、主演に沢尻エリカが起用された「ヘルタースケルター」(蜷川実花監督、2012年)と作品にも恵まれている。

 今回のドラマは、浩一をめぐって楓(山本)とハルカ(水原)の恋のさや当ては、女優の演技力の競争でもある。

  
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