定年バックパッカー海外放浪記

2017年2月26日

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高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年、横浜生まれ。神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

中国人は三度の食事が最優先

 馬車から降りて再び乗合タクシーでマンダレー市内に戻ると夕方7時近くになっていた。御一行様はあたふたと事前に決めていたらしい中華料理屋に一目散に向かった。中国人の普通の夕食開始は5時半頃であり遅くとも6時半である。

 小生の経験では中国人はビジネス交渉でも食事の時間が厳格に最優先される。夕方5時頃になると突然商談中止となるのである。慣れない日本人のビジネスマンにとっては突然の交渉中断であり、憤る日本人も多い。中国人はイスラム教徒の1日5回の礼拝時間と同様に1日3回の食事の時間を最優先するのである。

遺跡公園は広いので馬車で園内を巡る。一部欧米系若者は節約して徒歩で回っていたが

中国人は特別扱いが大好き

 中華料理屋でビールを注文すると酒類は置いていないという。ミャンマーでも酒類提供許可証(liqour permit)は高いらしく普通の食堂では酒は提供していない。ビールを販売している店も限られているので私が近くの店でビールを買ってきた。どうも店の人間が困った顔をしてなにか文句を言っている。これに対して御一行様は完全にご機嫌を損ねてしまった。

 警察や当局に見つかると困るというので店の奥の個室に案内された。洒落た個室で空調も効いている。特別待遇に一同大満足。さらに主人が出てきて丁重に挨拶したら雲南省出身華僑と分かりさらに盛り上がる。ビールで乾杯して慣れ親しんでいる雲南料理を堪能して恙なく円満に日帰り観光の一日を終えることができた。

 ⇨(最終回に続く)

  
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