脱炭素・脱ロシア時代のエネルギー基礎知識
「エネルギー」といってもさまざまな種類があり、持たざる国・日本は、それぞれの開発の歴史や特性などを知った上でエネルギーベストミックスを考える必要がある。脱炭素・脱ロシア時代を生き抜くために必要な基礎知識を学ぶためのエネルギー時評。(aurielaki/gettyimages)
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エネルギー基礎知識⑪
2024/10/23 山本隆三電力需要増や大規模災害時の電源脱落に備えた「予備電源」を入札で募集したが、応札はゼロだった。これからの電力需要増を賄う十分な発電設備はあるのか。
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エネルギー基礎知識⑩
2024/09/26 山本隆三残暑が続き、電力会社同士の電力融通が行われた。日本の電力需要量はこの10年間波を打ちながら減少しているものの、電力会社の供給不足は増えている。なぜなのか。
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エネルギー基礎知識⑨
2024/05/27 山本隆三契約している電気料金のメニュー次第ですが、電気料金は4月から少なくとも7月までは毎月上がりそうです。燃料価格が下落に転じたものの、いくつか引き上げる制度や要素が存在しています。
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エネルギー基礎知識⑧
2024/03/16 山本隆三CO2の排出権取引の投資名目で金をだまし取る詐欺事件が報道されました。排出権取引で儲けることは可能なのか? 騙されないためにも排出権とはどんなものか、少し難しいですが、経済学の視点からも学んでおきましょう。
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エネルギー基礎知識⑦
2024/02/10 山本隆三いま多くのメディアの関心事の一つは温暖化問題です。今世界の多くの国は脱炭素と呼ばれる化石燃料消費量の削減に乗り出しています。しかし、人類は本当に温暖化問題を乗り越えることができないのでしょうか。
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エネルギー基礎知識⑥
2024/01/11 高橋雅英フランスは現在、エネルギー政策の転換期を迎えています。1970年代より原子力発電を柱とし、石油・天然ガスの調達先を多角化させてきました。しかし、22年に原発が発電不調に陥り、ウクライナ戦争を機に脱ロシア政策を余儀なくされています。
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エネルギー基礎知識⑤
2023/12/16 山本隆三米国で起きたシェール革命と呼ばれる現象は、世界のエネルギー需給環境に大きな影響を与えました。脱炭素にも影響を与えるとの指摘もあります。シェールガスは他国の方が埋蔵されておりますが、あまり生産されておりません。それには理由があります。
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エネルギー基礎知識④
2023/11/18 山本隆三自給率は、消費するものを国内からどれだけ供給可能かを示す比率です。特に注目されるのは、必需品の食料とエネルギーですが、考え方には違いがあります。
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エネルギー基礎知識③
2023/10/16 山本隆三石炭や石油、天然ガスといった化石燃料は枯渇性資源と呼ばれ、やがて尽きます。主要国は2050年、中国は60年、インドは70年に脱炭素を宣言しています。化石燃料の消費量はこれから大きく減少すべきですが、可能でしょうか。
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エネルギー基礎知識②
2023/09/18 山本隆三エネルギーには多くの種類があり、埋蔵量に限りがある石油、石炭から、使ってもなくならない再エネまであります。ですが、100点満点のエネルギーはありません。どのようなエネルギーを使えばよいのでしょうか。
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エネルギー基礎知識①
2023/08/13 山本隆三人類の突然と言ってもよい飛躍は、18世紀後半の産業革命での工業化が引き金となった教育、人的資本への投資によりもたらされた。この産業革命を支えたのは、化石燃料である石炭であり、その後の石油や天然ガスへとつながる。
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