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2019/06/19 樋泉克夫いま当時のメモを読み返してみると、華字紙の論調が天安門広場を取り巻く状況の変化に応じて微妙(巧妙?)に軌道修正していることに改めて驚かされる。
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シャングリラ会議でのシャナハン国防長官代行演説
2019/06/19 岡崎研究所アジア安全保障会議で、米国のシャナハン国防長官代行が「インド太平洋の安全保障に関する米国のヴィジョン」と題する演説を行なった。インド太平洋地域の自由で開かれた秩序を維持するため、同盟諸国や友好諸国が協力しながら関与することが強調された。
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2019/06/18 佐々木伸ホルムズ海峡付近でのタンカー攻撃をめぐり、米国とイランの緊張はさらに高まりを見せてきた。米国が日欧など同盟国との「有志連合艦隊」創設を模索し、国際的包囲網を一段と強化する姿勢を見せる一方、イランは6月17日、核兵器製造が容易になる高濃縮ウ…
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コカイン世界最大生産地コロンビアの現場から
2019/06/18 柴田大輔コロンビアのある先住民族にとってコカは肉体や精神、空間を保つための植物で、伝統活動として一定量の栽培が認められている。しかし、近年蔓延する貧困から、違法的な形で麻薬産業が広まった。それに振り回される先住民族の青年の話をしたい。
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2019/06/18 澤田克己言論NPOが韓国のシンクタンク・東アジア研究院と共同で5月に行った世論調査の結果が発表された。「相手国に対する印象」を聞く質問で、日本では「韓国に良い印象を持っている」という回答が過去最低の20%となったのに、韓国では「日本に良い印象を持…
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2019/06/18 樫山幸夫タンカー攻撃がなかったら、仲介工作は成功だったのか。首相と会談したハメネイ師、見守っていたトランプ米大統領の発言などをみる限り、そういうとは思えない。首相の努力に期待しながら、あとになって〝はしごを外した〟という意地の悪い見方がぴったりす…
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2019/06/18 岡崎研究所シンガポールで開催されたアジア安全保障会議で、英国とフランスは、インド太平洋地域への両国のプレゼンス強化を進めることを表明した。英仏は実際に行動にも移しており、世界経済発展の中心を考えればこの動きは続くとみられる。
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2019/06/17 斎藤 彰米下院本会議における2020会計年度政府関連歳出法案審議が、大詰めの段階で暗礁に乗り上げている。議員報酬の改定(引き上げ)めぐり、来年議会選挙で有権者の反発を恐れる新人議員たちが異議を唱えているためだ。日本の国会議員とくらべ、連邦議員の待…
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2019/06/17 岡崎研究所英国のメイ首相が保守党党首辞任を表明し、現地新聞が次期首相の英米関係を予測している。ジョンソン前外相はトランプ大統領と特別な関係のあるものの、劇的な関係改善は起こりえない。コービン労働党党首となれば、悪夢が訪れるかもしれない。
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2019/06/15 佐々木伸ペルシャ湾のホルムズ海峡で13日、日本などのタンカー2隻が攻撃された事件で、トランプ大統領は「イランが実行した」と名指しで非難した。大統領はイランが危険な挑発行動に出れば報復すると表明してきたが、再選に向けた選挙運動の本格化を控え、戦争は…
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2019/06/15 野嶋 剛6月28日に開かれる20カ国・地域サミットで初めて議長国を務める日本にとって、習近平・中国国家主席と安倍晋三首相との首脳会談という重要イベントも控え、香港情勢は日本政府に難しい対応を突きつけている。
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2019/06/14 水谷竹秀麻薬撲滅戦争による超法規的殺人が問題視されるフィリピンのドゥテルテ大統領。だが、5月に行われた中間選挙ではドゥテルテ派が圧勝した。強権体制は継続し、死刑復活、連邦制導入など、様々な公約が前進する基盤が築かれた。
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2019/06/14 岡崎研究所トランプ大統領及び令夫人が天皇陛下御即位後、最初の国賓として来日した。ゴルフや相撲観戦といった娯楽的要素や、日米貿易交渉へ向けた歓待という指摘もあるが、「世界で最も長く続く皇国」の譲位後の初国賓はもっと深い意義があるというべきであろう。 …
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2019/06/13 野嶋 剛香港の若者たちは「香港を守るための最後の戦い」「自分たちの屍を乗り越えてほしい」など、悲壮な決意をメディアやSNSで表明しながら、警察に立ち向かっていった。
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EUの政策が停滞するおそれ
2019/06/13 岡崎研究所欧州議会選挙が行われ、二大政党が初めて過半数を失った。ポピュリズムへの危機感もあって投票率が大幅に上昇し、欧州議会に対する関心が高まったにも関わらず、移民問題や財政規律の問題で議論がなかなか集約せず、審議が停滞することも予想される。
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歴史が語る教訓とは
2019/06/12 樋泉克夫アヘン戦争以降の中国における列強の利権争奪のための戦いという視点から、地政学的には日本もまた中国大陸を取り囲む国の1つとして――時間軸(垂直)と地理軸(水平)の両方向から捉え直す必要があるはずだ。
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2019/06/12 岡崎研究所英国のメイ首相が刀折れ矢尽きて涙の辞任表明を行った。交渉の最大の失敗はアイルランド国境の問題について、いわゆる「backstop」を離脱協定に規定することに同意したことと思われる。後継首相によっては、合意なし離脱もあり得る
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2019/06/11 桒原響子韓国政府や市民団体の主張が、国際社会において大きな影響力を持つ理由は、その「イメージ戦略」を実現する方法にあると考えられる。韓国のイメージ戦略には、ルールがあるのだ。
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2019/06/11 岡崎研究所インド総選挙が行われ、モディ首相率いる与党インド人民党が単独過半数に達した。ヒンドゥー・ナショナリズム高揚が勝利要因の一つ。第2次モディ政権の課題は政情不安定化防止で、そのためには経済改革の推進に力を入れるべきだ。
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2019/06/10 樫山幸夫安倍首相が米・イラン関係の仲介に乗り出す。6月12日からテヘランを訪問、最高指導者のハメネイ師らと会談する。核合意をめぐる緊張状態の打開につながれば、安倍外交は世界にその力量を示すことができる。しかし、ことが簡単にいくかどうか。
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