徳川家康から学ぶ「忍耐力」
終わりの見えない新型コロナウイルス禍に、ウクライナ戦争や米中対立など先を見通せない世界情勢――。閉塞感が高まる日本を変えるのは、イノベーションを引き起こす新たな発想力だけではない。ピンチに耐え、好機を生かすことも必要だ。それをまさに地で行ったのが徳川家康である。幼少期からの逆境を乗り越え、太平の世を作り出した将軍の生き様から混沌とした社会で生き抜く考え方を学ぶ。

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2023/01/29 城島明彦
英雄はとかく「型」にはめられがちだ。信長は「直情径行型」「天才」、秀吉は「ひょうきん型」「人たらし」、家康は「忍従型」「温情家」という具合だ。誰にも多面性があって、いつも同じ型とは限らず、ときには「意外」と思える一面を見せることもある。
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2023/01/09 城島明彦
家康と信長の両家は、父親の代まで犬猿の仲だったところ、「桶狭間の戦い」が2人を結び付け、同盟の絆で強く結ばれた。信長が本能寺で横死するまで、実に35年もの歳月の付き合いになるのだから〝馬が合った義兄弟〟といえるだろう。
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2023/01/08 城島明彦
歴史に詳しくない子どもでも、少人数の信長が多人数の義元を奇襲して勝利した「桶狭間の戦い」という名称だけは知っている。義元の人質になっていた家康は、その戦いには参戦していない。しかし、武者としての実力を認められることになる。
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2023/01/01 城島明彦
コロナ禍にウクライナ侵攻と、世界の国々はかつてない逆境に立たされている。信長、秀吉、家康を「戦国の三英傑」と呼びならわすが、家康ほど「逆境」という言葉が似合う武将はいないと断言できる。家康の生き様から逆境を乗り越える術を見てみたい。
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