築地市場移転予算成立 急がれる本質議論

小松正之政策研究大学院大学教授に聞く

11日の都議会で、1票差で可決された築地市場移転費を含む中央卸売市場会計予算案。一刻も早く、中身の議論を開始すべきだ。

21世紀版「プラザ合意」狙う米国

この“諸刃の剣”にドルと円は耐えられるか

4月に開かれるG20。2月の積み残し案件、「経済指標ガイドライン」がテーマになる。このインパクトは決して小さくない。

18世紀の美しくたくましい女性画家たち

マリー=アントワネットの画家ヴィジェ・ルブラン展―華麗なる宮廷を描いた女性画家たち―　三菱一号館美術館　2011年3月1日（火）～5月8日（日）

18世紀の「カワイイ」を描いた女たちの展覧会が開催中だ。激動の時代を生き抜いた女性画家たちの生き様が、作品に表れている。

好奇心もお腹も満足 奈良、古今の味

忠実に再現した奈良時代の宮廷料理に、地の素材を活かした斬新なスペイン料理。古都の風情とモダンが同居する、楽しく正調な奈良の美味しさ。

薄味と渋味が光る小品

『中野美術館』 奈良市

いかにも奈良らしい街中。渋く、淡い興趣のコレクションをもつ中野美術館は、豊かな緑と、日本最古ともいう溜池を臨みながら、静かに建っている。

中国 歪んだ司法制度の現実とは

中国の司法制度について考えさせられる映画が公開されている。世界一の「死刑大国」の司法制度は、果たして進歩しているのだろうか。

一度は切れた気持ちで つぶれた動物園を甦らせる

到津の森公園園長　岩野俊郎

園長になったとたんに動物園が閉園。新しい動物園の構想ができあがってから再度園長に就任。理想とは違う条件の中でも頑張れたのはなぜか。

ウランや石油 カナダ資源の大量獲得へ

米国よりも早く国交を結び、中国にとっては老朋友ともいえるカナダ。ここでも、豊富な資源の獲得を目指す動きが目立つ。

地道に“わが道”をモノにする　 大分県出身の映…

深津絵里、石井均、瀬々敬久など

大分出身の映画人には、華美ではないけれども自身の道を貫き、作品の軸を作り出す俳優や映画監督が多い。

歴史から知る中国 地方を統制できない中央

中国で、地方政府の暴走が止まらない。「中央集権か、地方分権か」で揺れ動いてきた歴史を見ることで、中国のやり方が見えてくる。

北海道の玄関口はいつまでも 函館駅「鰊みがき弁…

北海道 函館駅 みかど

1966年の発売から変わらぬ製法を守り続ける甘辛なニシンは、口の中で身を崩しながら濃厚な旨みを広げる。見た目は地味な実力派駅弁！

信長も踊り出た　近江の左義長祭

滋賀県近江八幡市・日牟禮八幡宮　
2011年3月12～13日

安土城下で行われていた近江の左義長祭。約3メートルの松明に、ど派手なお飾り、信長が踊る姿を模したという、化粧した若者たちにも注目だ。

フェルメールの「地理学者」が 東京初上陸！

東京都渋谷区・Bunkamuraザ・ミュージアム　
2011年3月3日～5月22日

寡作の画家・フェルメールの作品がやってくる。大航海時代を象徴する地理学者描いた、ロマンに溢れる絵だ。光に満ちたその世界を楽しもう。

太郎の毒で “一般常識”を打ち破れ！

東京都千代田区・東京国立近代美術館　
2011年3月8日～5月8日

既成の価値観や常識に鋭く“否”を突きつけ、闘いつづけた岡本太郎。生誕100周年を迎える彼の足跡を追いかけ、その本質の迫る展覧会だ。

GDP世界2位になっても 手放しに喜べない中国

日本がGDPで中国に抜かれたことが話題になっているが、逆転を喜ぶ中国人は少ない。世界第2位になっても日本に学びたい中国の現実とは。

カシオ「EXILIM EX-ZR10」 写真…

今村圭一さん（カシオ計算機QV事業部商品企画部）

4万円というコンパクトデジカメ界では数少ないハイエンド機種が売れている。最大の特徴である「アート機能」はどのようにして生まれたのか。

シュルレアリスムの全貌を「発見」する！

シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による―　国立新美術館 2011年2月9日（水）～5月9日（月）

日常会話でも使われる「シュール」ってもともと何を意味していたんだろう？そんな疑問を、この展覧会の素晴らしい作品たちが解決してくれる。

中国メディアの裏側(3)　 ネットの力を味方に

報道機関には“文革時代並”の圧力で、市民には多少の不満を吐露する自由空間を与え、世論誘導。当局の思惑はネットの力で内から崩せるか。

北方領土 民主党が見逃したロシアのサイン

北方領土問題をめぐり、強硬路線を取り始めたロシア。しかしここに至るまでに、日本は状況打開のチャンスをみすみす逃してしまっていた。

隣国アルジェリアから見た リビア情勢

アルジェリアに滞在中の私市正年・上智大学教授が、緊迫する中東情勢をレポート。リビア情勢の惨状に光は見出せるのだろうか。