イスタンブール・テロで明けた新年、2017年の…

今年も世界はテロで明けた。トルコ・イスタンブールのナイトクラブで1日未明、無差別銃撃テロが発生し、少なくとも39人が死亡、約70人が重軽傷を負った。

2017年、最も厳しい状況に置かれる人民元

金融・経済2017の注目テーマ（その1）

米国株の主要指数は軒並み最高値水準を更新中。円安基調を背景に日本株も年初来高値水準だ。2017年はどういった年になるのだろう？　注目すべきテーマは？

2017年、新世界への「扉」はどこまで開かれる…

2017年、「扉」はどこまで開かれるのか。いや、そもそも「扉」の向こうに何があるのか。ギリシャ映画界の巨匠の預言から、民衆の圧力がどこへ向かうのかを考えたい。

侍が発見した上海の賑わいと汚さの理由

第4回

許可なく外国人と交渉すべからずなどという幕吏の上陸前の注意など守るわけがなかった。まさに文久2年の“なんでも見てやろう”である。

“新3国同盟”ロシアのトルコ抱き込み奏功

停戦合意はロシアがトルコを抱き込み、北大西洋条約機構(NATO)の一角にくさびを打ち込んだともいえ、今後の中東の勢力図を塗り替える可能性をはらんでいる。

未熟さを抱える人民元は、ハードカレンシーとなるか

人民元が今年10月1日から、正式にＩＭＦの準備通貨となった。しかし、国際決済通貨（ハードカレンシー）として流通するには、まだ未熟な面が多い。

イスラエル、反入植決議で“マジ切れ”

オバマ政権が拒否権を発動せずに決議を容認したことに、トランプ次期米大統領は批判的。新政権が始動する「1月20日以降は異なる」と述べている。

カジノ汚職と悪徳裁判官の深い闇、法廷スリラーの…

ベストセラーのいいところは、やはり読みやすいという点につきる。売れる本はやはり読みやすい。英語の原文も日本人には読みやすいことうけあいだ。

「韓国のトランプ」は何者か

韓国の政界の関心は既に大統領選に移っている。激動の舞台に突然躍り出てきたのが、日本でも「韓国のトランプ」などと紹介されるようになった城南市の李在明市長である。

トランプをどうめくっても反米意識が再燃する中南米

トランプ米次期大統領の歯に衣着せぬ過激な発言に世界が翻弄されているが、「トランプ旋風」を最も恐れているのは中南米だろう。

トランプは中国とどう戦うのか？

トランプ大統領とそのチームは、嫌がらせを続ける中国を確実に監視し、アジア太平洋地域で中国の影響圏を変更しようとするいかなる思惑をも抑止するための大戦略を構築しなければならない。

安倍首相真珠湾訪問、もう一つのパールハーバー

「屈辱の象徴」から「和解の象徴」へ

オバマ大統領が広島を訪問したからといって、安倍首相が真珠湾を訪問することは自然な流れではなかった。しかし、日米の和解は真珠湾でもすでに進んでいた。

米国の内向き志向が招く次の世界戦争

トランプは「米国が先」路線を打ち出すことで、戦後70年続いた米国主導の世界秩序への別れを告げようとしている。

PM2.5のせいだけではない、ますます息苦しく…

筆者が一年ぶりに訪れた中国。北京で見たいくつかの変化から、中国の今の国家と国民の関係の微妙な変化をうかがうことができる。

新ミサイル配備でプーチンが課すトランプへのテスト

ロシア議会の幹部が、短距離弾道ミサイルと新型防空システムをカリーニングラードに配備すると発表した。これは、トランプの最高司令官としての気概を試そうとする、プーチンの最初のテストだ。

OPECの盟主サウジが見据える米国エネルギー政策

価格を犠牲にしても市場シェアを重視してきたサウジが油価の引き上げを目指す戦略へ転換した。そこからは、トランプ政権下のエネルギー政策に対する危機感が見える。

トランプが向き合う世界貿易の現実

トランプはTPPからの離脱を言明したのに対し、習近平はRCEPを推進することを表明した。しかし、世界貿易において中国が西側はもとより米国を代替することには限界がある。

食品輸入規制問題でかみ合わない日台、「急がば回…

いまだに「日本食品は放射能に汚染されている」

現在日台間の最大の問題は、台湾側の日本食品輸入規制である。馬英九政権が規制解除に動かなかったため，日本側の期待は蔡英文政権に向けられたが…

世界は再び過激派のテロに揺れている

ベルリン、アンカラで続発

欧州で懸念が高まっていたテロがドイツで起きた。仏ニースでの事件と同様、ISへの呼応テロであることが濃厚だ。トルコではロシア大使が暗殺される事件も起きた。

凍結後30年、フィリピンで原発稼働を巡る議論再燃

フィリピン国内で完成後３０年以上も稼動が見おくられてきたバタアン原発。その稼動の是非を巡る議論が再燃している。ドゥテルテ大統領の下、結論は出るのだろうか。