特集:緊迫の南シナ海 米中衝突の危機
2016年7月12日、オランダ・ハーグの仲裁裁判所は、南シナ海における中国の主張や行動は国連海洋法条約違反だとしてフィリピンが求めた仲裁手続きについての裁定を公表した。事前に察知していたものの、中国政府の受けた衝撃はやはり大きかったようだ。
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2017/04/21 岡崎研究所
中国はパラセル(西沙)諸島の北島の将来の軍事施設支援に向けた港湾の準備を含む軍事化を継続している。これは、何十年にもわたって中国が展開してきた地域海洋戦略の一環である。
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南シナ海の平和と安定に寄与する陸上自衛隊
2017/04/05 吉富望今後、南シナ海を巡行する「いずも」に陸上自衛隊の地対艦ミサイル部隊が乗艦し、寄港地において共同訓練や能力構築支援を行うことは、南シナ海の平和と安定に大いに資することとなる。
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海軍合同演習から考える
2016/09/27 小原凡司9月12日から19日の間、南シナ海において中ロ海軍合同演習が実施された。「海上連合」と呼ばれるこの合同演習は2012年から毎年行われているが、南シナ海で実施されたのは初めてだ。
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「海上連合2016」を読む
2016/09/27 小泉悠9月12日から19日に掛けて、中国とロシアは「海上連合2016」と題する共同演習を南シナ海で実施した。その実態は如何なるもので、狙いは何であったのか――。
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南シナ海問題
2016/09/26 岡崎研究所糸口の見えない南シナ海問題。次なる中国の一手は、フィリピンをはじめとする力の劣る近隣海諸国と個別の二国間合意を結ぶことだ。
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2016/08/12 小原凡司
日本と中国は、双方とも「相手が自分をけん制している」と考えている。そして中国は、中国に対するけん制など効かないということを実力で証明しようとしているのだ。
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「アメリカ黒幕説」を展開する理由
2016/07/14 石 平仲裁裁判所の裁定の内容は、事前に中国側も察知していたものの、その衝撃はやはり大きかったようだ。中国政府やメディアは、総力をあげて猛反発している。
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2016/07/05 小谷哲男
2012年に中国がフィリピンから実効支配を奪ったスカボロー礁。ついに今夏から戦略的埋め立てか開始されるようだ。日本が集団的自衛権を行使する時がくるのか。
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米比同盟は不透明、日本の役割は大きい
2016/06/29 小谷哲男現状の否定を掲げるドゥテルテ大統領の下で、フィリピンの対外政策も大きく変わる可能性がある。地域安全保障の観点からは、南シナ海問題にどのよう対処するかに注目が集まっている。
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2016/05/13 岡崎研究所
中国は南シナ海に戦闘機などを配備し軍事化を続ける。南シナ海問題は重要貿易路の航行の自由に関わり、米中間の長期的競争の一部として軍事的覚悟を持って臨むべきである。
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2016/04/20 岡崎研究所
南シナ海問題に関する米中対立は、過去3年間の積み重ねにより、先鋭化しつつある。ハーグ仲裁裁判所の判決によっては、米中の緊張が最高潮に達する可能性もある。
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2016/04/01 岡崎研究所
南シナ海問題では、均衡戦略と法の支配戦略が功を奏しておらず、それよりも中国の戦略がより成功しており、この現状を変えるためには「中国対世界」で臨む必要がある。
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2016/03/25 岡崎研究所
2016年は中国がますます南シナ海における実効支配を強化しようとするため、緊張が激化するだろう。しかし、なぜ中国はこの時期に実効支配強化を図ろうとしているのか。
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