WEDGE REPORT

2019年4月10日

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街角でも狙われる

古典的手口‐美人に時間を聞かれた

 ニューヨークの街角で、美人に時間を訊かれた。有頂天になって教えると、「あなたの時計狂ってない?」と話しかけられた。「そんなことないよ。ほら、携帯の時間も合ってるよ」と話を続けている間に、彼女の仲間が財布を掏っている。

古典的手口-アイスクリーム

 街を歩いていると、「上着にアイスクリーム(ジャムとかマヨネーズとかもある)がついているよ」と声を掛けられることがある。急いで上着を脱ぐと、声をかけてきた人が、「上着を広げるから、取りなよ」と親切にもティッシュを差し出してきた。親切でもなんでもないです。掏りです。アイスクリームを取り上着を着て、気が付けば上着のポケットに入れていたものがない。海外慣れしている知人2人がこの手に引っかかった。2人とも手口を知っていたものの、その場になるとつい反応してしまったそうだ。その場で上着を脱がないのが一番です。

リュックは止めよう

 最近リュックで通勤、通学する人が多くなった。両手が使えるし便利だ。そう思ってスペイン、イタリア、フランス、こういう国をリュックで旅行するのは止めた方がいい。知人はマドリッドで信号待ちの間にリュックを開けられ中に入れてあったバッグを取られた。違う知人はミラノの繁華街を歩いているうちに、リュックを開けられた。

 もう少し高等な手もある。インド、ニューデリーの繁華街をリュックで歩いていたら、後ろから来た人に、「リュックが開いているよ。気をつけな。教えてやったからお金頂戴」と言われたことがある。多分自作自演だが、窃盗犯よりはましかもしれない。

新聞紙と犯罪

 ドイツ・ケルン大聖堂の裏に美術館がある。早朝に開館時間を調べるため美術館に行ったことがある。当然周りには誰もいない。その時、新聞紙をお盆のように両手の上に広げた女性が4方から迫ってきていることに気がついた。犯罪集団だ。不思議なことに新聞紙で両手を隠しながら、ポケットを多勢に無勢で探って物を取る。ポケットを探られているのは分かるのに、なぜ新聞紙で隠すのか、その理由はよく分からない。そういうやり方なのだ。囲まれたら、全速力で人がいる方に逃げる。それしか方法はない。ぼっーと何だろうと考えていたら、数秒後にはあなたの持ち物は全て彼女たちの新聞紙の中に移動している。

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