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2020年1月8日

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車内コミュニケーション、エンターテイメントシステム

 そして現在グーグルが力を入れているのが車の車内コミュニケーション、エンターテイメントシステムだ。グーグルはボルボ、BMWとパートナーシップを結び、車のダッシュボードのOSとしてアンドロイドを採用。目的地をボイスコマンドで入力するとグーグルマップが表示され、ナビゲーションを行う。また「EVのチャージステーションは」と言うと付近のチャージステーションが地図上に追加されるなど、画面を切り替えることなく情報を追加することができる。

 

 つまりスマート照明やスマートロック、スマート家電、車までをスムーズにつなぐOSとしてグーグルアシスタントが存在することになる。車と家庭のIoTというのは数年前から様々な企業が参入して競争が激しくなっている。独自のOSやシステムを提供する企業もあるが、結局は人が日常的に使用する携帯のOSをそのまま車で使用できる、というのが最もスムーズな方法だ。

 その意味で家庭と車のIoTはグーグル、アマゾン、アップル、マイクロソフトというIT企業に独占されるのではないか、と言われている。携帯の中に例えばスマート照明用、スマートロック用、と色々なアプリを入れるより、グーグルホームという1つのアプリですべてのコントロールができた方が便利なのは確かだ。

 5Gが普及すればコネクティビティという概念はますます広がる。家庭内のあらゆる機器にセンサーが設置され、データが携帯アプリに送信されるようになることを考えると、今後はアプリの集約、そのための企業間の業界を超えた提携がますます進むことになるだろう。グーグルがこうした状況の中で、かなり有利な位置につけていることは間違いない。

  
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