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2020年1月18日

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市販の予定などは立っていない

 ただし製品はプロトタイプであり、市販の予定などは立っていない。また開発途上ならではの欠点もある。米Verge誌が指摘していたのは「前面が重い構造のため、下を向くとメガネがずり落ちやすい」「OLEDスクリーンが非常に小さく、どうしても映像を上から眺めるような感じになってしまう」という点だ。今後市販に向けて、こうした部分をいかに改良していくかがポイントになりそうだ。

 一方で、東京五輪というビッグイベントを控え、スポーツ競技を生の迫力で視聴するために製品化は早まるのではないか、という予想もある。冒頭に述べたようにパナソニックは五輪に対して様々なイニシアチブを行っており、VRもその目玉の一つに浮上する可能性もある。

 これまでテレビや一部のモニターなどでしか経験できなかった4Kビジョンがこの小さなメガネの中で経験できる、ということは様々なアプリケーションへの導入が予想される。ゲームもその一つだし、バーチャル・アミューズメントなどのエンターテイメントの他、社員教育や医療などのビジネスへの利用も視野に入るだろう。5GによりこれまでのVRとは次元の異なるリアルなビジョンが可能になる、と予想されていることを考えると、こうしたVR視聴用デバイスは今後も速い成長を続けそうだ。

  
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