2024年12月13日(金)

旬・美・遊

2020年5月21日

  御大典記念 特別展 よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技 
   <開館日>      (会期未定)
 <場 所>      奈良県奈良市・奈良国立博物館(関西本線奈良駅からバス)
   問い合わせ  ☎050-5542-8600
   URL:https://shosoin.exhibit.jp/
    *最新情報はHPをご確認ください 
鈿紫檀五絃琵琶〈らでんしたんのごげんびわ〉は、正倉院宝物を代表する優品だ。模造にあたっては、華麗な装飾のみならず、実際に演奏が可能な楽器として再現することを重視し、8年がかりで完成した ​
《模造 螺鈿紫檀五絃琵琶》表 正倉院事務所蔵

 正倉院宝物は、およそ9000件。聖武天皇ゆかりの品をはじめ、調度品、楽器、遊戯具、仏具、武器・武具、文房具、文書、染織品など非常に多彩な分野にわたる。その多くは飛鳥・奈良時代の品で、良好な状態で後世に残すべく、一般公開の機会は限られる。

 正倉院宝物の模造製作は、宝物の修理の必要性を踏まえた事業として明治時代に始められたが、現在は、宝物の材料や技法、構造の忠実な再現に重点をおき、単なる再現模造ではなく、究極の伝統工芸品の域に達している。

 今回は、数百点におよぶ再現模造作品の中から、選りすぐりの逸品、約90件を一堂に公開。伝統技術保持者の熟練の技、学術的な調査研究の成果、最新の科学技術、これらの融合により再現された天平の美と技に触れられる。奈良からスタートし再来年春まで、全国計8会場をかつてない規模で巡回。

*情報は2020年5月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2020年6月号より

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 


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