2024年11月22日(金)

スウェーデンで生きる 海外移住だより

2012年6月18日

 Mariaは1968年生まれの42歳で、1998年、30歳の時に結婚しました。1995年に第一子の男児を、1998年に第二子の女児を出産。Mariaも最終学歴は高校で、看護師として勤めています。

グラウンドでボールを追いかける子ども達の姿はよく目にする。サッカーは女の子にも人気のスポーツ。

 Simonは15歳で初等教育の9年生(教育段階:初等教育9年間[義務]、高等教育3年間)、Emmaは12歳、6年生です。それぞれ自分の部屋があり、携帯電話も所持しています。Simonの部屋にはテレビもパソコンもあります。Emmaはまだどちらも持っていませんが、今度の誕生日にはパソコンを買ってもらうことになっています。

 Simonは週最低30時間、Emmaは24時間の義務教育を受け、二人とも週に最低一日は放課後のクラブ活動(運動系)に参加しています。Simonの1カ月のお小遣いは600kr(約6450円)、Emmaは205kr(約2204円)です。

別荘所有率も高く、1年に1回は必ず旅行に

 ストックホルム県に在住の、Johansson一家。家は一戸建てで、車は1999年型のVolvo車(シルバー色)。別荘も所有しています。

 Larsの1カ月の給料は3万2000kr(約34万4000円)、Mariaは2万3000kr(約24万7250円)。二人で毎月5万5000kr(約59万1250円)の収入があります。そのうち3万5000kr(約37万6250円)は、ローンを含めた家庭の消費支出に使われます。

 ちなみに、子供一人が18歳になるまでに掛かる養育費は140万kr(約1505万円/Swedbank調査)だそうです。また、スウェーデンの若者は他国に比べて早い時期に親元を離れる傾向にあり、平均的に女性は20.7歳、男性は21.6歳で一人暮らしを始めます。(Hem&Hyra 2011年3月号)

 Johansson家にあるパソコンは、いつでもネットに繋がれる状態にあります。ついでに、今日本でも話題のFacebookですが、Mariaは一日81分、LarsとSimonは64分を費やしています(広告代理店 Valentin&Byhr 調査)。

 一家は一年に最低一週間、家族で旅行をします。人気の旅行先は暑い国で、上から順にトルコ・アンタルヤ、スペイン・マヨルカ島、そしてキプロスです(旅行代理店 Ticket調査)。

家事分担に自由時間
仕事後の家での過ごし方は?

夕方や週末は、ジョギングをする人々とたくさんすれ違う。一年を通して様々なイベントも開かれるが、その中でもストックホルムマラソンは一般出場者で溢れる大会。

 MariaとLarsは、毎週二人でワインを1ℓ、50cℓのビール3缶、そしてプラス、一人ずつ7cℓのスピリッツを飲みます。また、一家は一週間で砂糖菓子を1.2kg、それに加え、菓子パンやケーキ類も同量消費します。その為でしょうか、Larsは少々肥満気味のようです。

 健康面で付け加えると、MariaもLarsもタバコは吸いません。二人の運動時間にはそれほど差がなく、毎日Larsは36分、Mariaは34分、体を動かします。

 LarsとMariaは、公共交通を使って毎日片道34分の道のりを通勤(Stockholms handelskammare調査)し、Larsは6.8時間、Mariaは5.6時間働いた後に帰宅します。家事は夫婦で分担していますが、どちらかというとMariaの負担が大きいようです。


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