大統領選挙への影響
米ワシントン・ポスト紙によれば、メアリーさんは同性愛者です。
さて、ホワイトハウスのケイリー・マクナニー報道官は、メアリー暴露本を「でっちあげだ」と一蹴しました。また、どうして今になって出版するのか、と疑問を呈する声もあります。
これに対して、メアリーさんは著書で「金儲けや父の復讐のためにこの本を書きませんでした。もしそうならば、何年も前に書いていたでしょう」と記しています。そのうえで、「トランプ一族は、忠誠心と恐怖心から沈黙を保っています」と一族を批判し、過去3年間のトランプ大統領の言動が出版をする決意をさせたと説明しました。
ボルトン回顧録もそうですが、トランプ支持者はメアリー暴露本をフェイク(偽)として片づけることは間違いありません。ただし、共和党保守本流で民主党のバイデン前副大統領を支持する「隠れバイデン」は、メアリーさんの暴露本によってトランプ大統領に対する不信感がさらに高まるでしょう。
加えて、4年前に民主党支持者でトランプ大統領に投票をした「隠れトランプ」の中で、今年の大統領選でバイデン氏に投票する有権者は暴露本で描かれているトランプ氏の不誠実さに注目するに違いありません。
要するに、メアリー暴露本とボルトン回顧録はトランプ支持者ではなく、「隠れバイデン」及び「隠れトランプ」に一定の影響を与える可能性があります。
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