WEDGE REPORT

2020年11月3日

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フロリダはすでに開票作業

 今回の選挙はコロナ禍の影響で郵便投票など期日前投票が急増、「米選挙プロジェクト」などによると、すでに9300万人以上が期日前投票を行った。有権者の関心は高く、投票率は前回の55.3%を大きく上回って最終的に65%程度に達し、史上まれにみる高投票率になる見通し。投票率が高くなれば、バイデン氏が有利とされている。

 最大の関心はいつ選挙結果が判明するかだ。通常は選挙当日に大勢が判明し、勝った方と負けた方がそれぞれ勝利宣言と敗北宣言をし、事実上勝敗が決着する。だが、今回は郵便投票がいつもの3倍に増えると予想されており、開票作業に手間がかかる上、消印が有効であれば、選挙日が過ぎて到着する郵便投票も認める州が多くあり、開票結果が大幅に遅れる懸念が出ている。だが、実際にいつになったら選挙結果が確定するかは分からないというのが正直なところだ。

 では、肝心のフロリダ州はどうか。ワシントン・ポストによると、同州は3日の午後8時ごろ(日本時間4日午前10時ごろ)に第1回目の結果を発表する見通し。同州は期日前投票について、選挙当日前から開票作業を行うことが許されており、他と比べると、比較的早い段階で結果が判明するかもしれない。アリゾナ州も選挙当日前の開票作業を認めている。

 だが、もう1つの焦点であるペンシルベニア州の場合は郵便投票について、選挙当日まで開票作業を始めることが禁じられている。このため大勢判明には「数日かかる」(州当局者)見通しだという。同州では投票日の3日後の到着分まで有効と見なす仕組みだ。同紙によると、3月中旬以降、連邦議員選出の予備選挙が23州で実施されたが、郵便投票が増えたため、結果判明には平均4日かかっている。

 選挙まで最後の日曜日となった1日、トランプ氏は激戦州など5州を飛び回って遊説したが、選挙当日を過ぎて到着する郵便投票が許されることに強い不満を表明。早くも選挙後に、裁判を起こすことも辞さない姿勢を示した。ワシントンではトランプ氏が郵便投票の開票が完了しない前に、勝利宣言するのではないかとの憶測が一段と強まっている。

  
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