2022年8月18日(木)

WEDGE REPORT

2020年12月16日

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樫山幸夫 (かしやま・ゆきお)

元産經新聞論説委員長

元産經新聞論説委員長。政治部で中曽根首相番、竹下幹事長番、霞クラブ(外務省)詰め、ワシントン特派員、同支局長、外信部次長、編集局次長、正論調査室長兼論説委員、産経新聞社監査役を歴任。2度のワシントン勤務時代は、ホワイトハウス、国務省などを担当、米国の内政、外交など幅広く取材した。

半数がトランプ支持、団結どう取り戻す?

 12月14日の選挙人投票で、バイデン氏は306票と過半数の270票を大きく超えた。トランプ大統領は232票だった。

 バイデン氏は「ページをめくり、結束と癒しを得るべき時が来た」と団結を呼びかけ、その一方で「国民の意思、法の規則、合衆国憲法を尊重することを拒否する態度を初めて見た」といまなお選挙結果を認めないトランプ氏を非難した。

 一方のトランプ氏は、選挙人投票でバイデン勝利が決まればホワイトハウスを去ると言明していたが、この日のツイッターでも、いぜん強硬な姿勢を崩していない。 

 今回の大統領選は異例の高い投票率とはいえ、バイデン氏の得票は過去最多8000万票を超えた。一方でトランプ氏に票を投じた人も落選候補としてはやはり過去最高の7400万票にのぼった。

 バイデン氏は11月7日の勝利宣言の演説の中でトランプ支持者に呼びかけた。「失望したのはわかる。しかし今は暴言をやめて冷静になり互いの主張に耳を傾けよう」と。

 有権者の半数がトランプ氏に投票するという現実の中で、バイデン氏は具体的に「団結」をどう取り戻していくか。根深い対立の中で、順風満帆の中で1月20日の就任式を迎えられるのだろうか。そうなるとはあながち断言できないのがいまの状況だろう。

  
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