2024年4月20日(土)

海野素央の Democracy, Unity And Human Rights

2021年2月2日

「投票促進」VS.「投票妨害」

 民主主義国家である米国における選挙は、有権者登録及び戸別訪問による「投票促進」が本来あるべき姿ですが、南部の州では共和党による「投票妨害」が起きています。健全な民主主義とは到底言えません。

 今後人口動態が民主党にとって有利に働いていく中で、同党はエイブラムス氏のジョージア州での成功モデルを活用して、さらなる有権者登録に時間を費やすことは確かです。次は、民主党が共和党の地盤である南部テキサス州での有権者登録にエネルギーを注ぐでしょう。

 一方、投票抑圧に依存する共和党には民主主義的な新たな選挙戦略が求められています。白人のみを支持基盤にして「もう1つの真実(ウソ)」をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を駆使して拡散し、投票妨害を行う選挙戦略にはすでに限界が見えています。

 仮に共和党が人口動態の変化に対応して、黒人、ヒスパニック系及び若者を巻き込んだ多様性に富んだ「異文化連合軍」の形成に重点を置けば、民主党の優位性を削ることができるでしょう。

  
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