2022年12月8日(木)

海野素央の Democracy, Unity And Human Rights

2021年5月11日

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海野素央 (うんの・もとお)

明治大学教授 心理学博士

明治大学政治経済学部教授。心理学博士。アメリカン大学(ワシントンDC)異文化マネジメント客員研究員(08年~10年、12年~13年)。専門は異文化間コミュニケーション論、異文化マネジメント論。08年と12年米大統領選挙で研究の一環として日本人で初めてオバマ陣営にボランティアの草の根運動員として参加。激戦州南部バージニア州などで4200軒の戸別訪問を実施。10年、14年及び18年中間選挙において米下院外交委員会に所属するコノリー議員の選挙運動に加わる。16年米大統領選挙ではクリントン陣営に入る。中西部オハイオ州、ミシガン州並びに東部ペンシルべニア州など11州で3300軒の戸別訪問を行う。20年民主党大統領候補指名争いではバイデン・サンダース両陣営で戸別訪問を実施。南部サウスカロライナ州などで黒人の多い地域を回る。著書に「オバマ再選の内幕」(同友館)など多数。

バイデンのワクチン接種対策

 米国ではワクチン接種のスピードが鈍化して、接種者人数が頭打ちだと言われていますが、ジョー・バイデン大統領は矢継ぎ早に対策を講じています。例えば、全米の4万カ所のドラッグストアでも予約なしでワクチン接種を可能にしました。

 低所得者層を対象とした地域保健センターにおいてもワクチン接種を行っています。その結果、高齢者の接種率はヒスパニック系が80%、黒人が70%に達しました。白人を含めた高齢者全体の接種率は80%なので、マイノリティ(少数派)の接種率は高い水準にあると言えます(現地21年5月4日時点)。バイデン氏はワクチン接種を人種別に見ても、ほとんど差がない点を強調しています。

 さらに、ワクチン巡回車を活用して過疎地におけるワクチン接種者人数を増やそうとしています。田舎はトランプ支持者が多く住んでいる地域だからです。

 仮にトランプ支持者がワクチン接種を拒否し続けた場合、20年米大統領選挙と同様、接種においても「トランプ支持者VS.反トランプ支持者」の対立構図再来になります。

  
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