描き続けられ続ける不死鳥都市
ミニドキュメンタリーの心地よい余韻は素晴らしいと思う。丸の内と日比谷の100年を3分間で観せる編集の手法も鮮やかである。
東京2020の公式記録映画「東京2020オリンピック SIDE:A」(河瀬直美監督)を封切日の6月3日に観た。上空から撮影した巨大都市・東京の風景には、東京スカイツリーが突き出し、高層ビル群の映像がとらえられていた。これもまた、美しい。
ミニドキュメンタリーが描き続けている、不死鳥都市である。映像の途中に、市川崑監督の記録映画に対するオマージュ(敬意)と思われる、太陽が映し出されるのが印象的だった。
『Wedge』2021年8月号で「あなたの知らない東京問題 膨張続ける都市の未来」を特集しております。
東京と言えば、五輪やコロナばかりがクローズアップされるが、問題はそれだけではない。一極集中が今後も加速する中、高齢化と建物の老朽化という危機に直面するだけでなく、格差が広がる東京23区の持続可能性にも黄信号が灯り始めている。「東京問題」は静かに、しかし、確実に深刻化している。打開策はあるのか─―。
特集はWedge Online Premiumにてご購入することができます。
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