2024年7月22日(月)

勝負の分かれ目

2022年10月23日

 一軍でもかつての西武コーチ時代にアーリーワークを導入させるなどして山賊打線の大ブレイクに貢献した大久保コーチと、若手指導に長けている亀井コーチの存在は浅野にとってもプロの世界で成長していく上で非常に大きい。原巨人は〝絶対に失敗しない〟盤石な体制で浅野育成を図っていくことになる。

松井秀喜の再来になってほしい

 浅野自身も極めて真面目で、特に野球に対しては愚直過ぎるぐらいに没頭していく性格の持ち主だ。高松商野球部ではキャプテンを務めた精神的支柱であり、その一方で誰からも愛されるキャラとしてチームの「顔」になっていた。

 今年の夏の甲子園を取材した際、メンバー入りできずアルプススタンドで応援していた高松商野球部の3年生部員に浅野について聞いてみると、こんな言葉が返ってきた。

「アイツはプロに入ることがゴールではなく活躍して成功しなければ何の意味もないと常に自分に言い聞かせ続けているんです。1年先、3年先、5年先、10年先と長いスパンで自分の将来像を描きながら『どうすれば優れた選手になれるか』と自問自答しているような男なんですよ。本当に凄いし、ウチの野球部の誇り。同じ高校生とは思えない。プロの世界でも絶対に成功すると思います」

 実際に巨人の関係者からも「浅野君には願わくば、かつての松井秀喜さんに匹敵するような〝ゴジラ級インパクト〟を残し、泰示の時のトラウマを払拭してほしい」との声が飛び出している。期待値マックスの浅野翔吾は果たして「巨人の星」となれるか。G党ならずともビジネスパーソンとしては巨人が来春から〝期待の大物新人〟をどのような形で人材育成していくのかというところにも、ぜひ注目してほしい。

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