東京・伊勢丹新宿店の地下食料品売り場の洋菓子コーナーといえば、その時々の最もお洒落で最も美味しい「最先端」の高級ブランドが店を並べる。
そんな激戦区に2つの違ったブランドの店を、老舗の洋菓子店が出している。『Fika(フィーカ)』と『POMOLOGY(ポモロジー)』というブランドだ。
伊勢丹限定のオリジナルブランド
『フィーカ』は北欧菓子専門ブランドで、「北欧のお菓子×北欧デザイン×手土産」をコンセプトにしている。2013年の立ち上げ以来、シンプルな味わいの北欧菓子と、ポップなデザインパッケージが若い女性に人気を集めている。
もうひとつの『ポモロジー』は「フルーツは都会の自然」をコンセプトに、フルーツをたっぷり使ったお菓子ブランドとしてスタート。焼き菓子や生ケーキも揃え、果物の美しさを丁寧に描いたパッケージを採用した。新型コロナウイルスの流行が真っ盛りだった20年に立ち上げたが、固定ファンの支持を得てきた。
いずれも伊勢丹の商品開発チームと洋菓子の老舗「メトロ製菓」がコンセプトからしっかりと詰め、生み出した伊勢丹限定オリジナルのニューブランドである。