同社の小山亮祐加須物流センター長は「最大で50キログラムくらいまでの荷物は手卸しすることもあります。昔は80キログラムくらいまでは人の手で荷卸ししていたからマシにはなっています」という。だが、それでも20~25キログラムの手卸しは普通だというから、物流業界に体力のある男性が多いのもうなずける。
いまだに人力で積み降ろし
篠崎運送倉庫ではこうした手荷役が必要な入庫の依頼が多く入ると、一時的に荷卸し専門のスタッフを雇って、荷卸しにかかる時間を短縮している。この日も2人の外国人を含めた3人がコンテナに積まれた荷物を手作業で倉庫用のパレットに移しており、その作業は1時間以上にも及んでいた。
そうした中、別のトレーラーが到着した。コンテナが開くとそこには1個100キログラム以上もある筒状の大きな荷物が木製のパレットに積まれており、同社の社員は慣れた手つきでフォークリフトを操作し、荷卸しを開始した。フォークリフトはコンテナ内にもそのまま入ることができるため、奥に積まれた荷物も次々とコンテナから降ろされていった。
しばらくすると、
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