スキマ仕事で付加価値の想像はできない
現在の日本は歴史的な円安も追い風となり、インバウンド(訪日外国人)による観光業が隆盛だ。だが、日本サイドの経営力が足りず、資金も足りない中で、このままでは利潤の多くは外資にさらわれてしまい、日本人は作業レベルの要員として使い捨てられるであろう。そうではなくて、資金を引っ張ってきて、マネジメントを回す人材を養成しなくては、日本経済への寄与は限定的となる。
つまり、経営や付加価値創造型の業務をどれだけ日本国内に残してゆくかが、日本という国家の国内経済、すなわちGDPを維持して行けるかを大きく左右するのだ。そのためにも、スキマ仕事だけでなく、多くの人材がスキマでの高度な学びにアクセスできる制度や環境の整備が急務だ。