21日が第1クール
副作用に負ける訳にはいかない
自宅療養のため普段の生活と同じように過ごしているが、便秘と下痢と嘔吐を経験したあとは食事や水分補給については特に意識するようになって徐々に慣れてきた。
次に、ゼロックス療法とアバスチンの治療に関する危険性や問題点を改めて考える。カペシタビンやオキサリプラチンは、骨髄に影響を与え、白血球や赤血球、血小板の減少を引き起こすことがある。これにより、感染症のリスクが高まったり、貧血が進行したりする可能性があるため、次回の血液検査ではこれらの数値を確認することが求められる。
消化器系の副作用については、下痢や便秘が引き続き注意が必要である。カペシタビンは消化管に影響を及ぼすため、今後も副作用に対する警戒が必要である。倦怠感や疲労は、体力を保つために十分な休息と栄養管理が求められる。
口内炎のリスクも見逃せない。カペシタビンやオキサリプラチンによる口腔内の炎症は、痛みを伴うことが多く、口腔ケアが必要である。アバスチンに関しては、血管新生を抑制することから、創傷治癒に影響を与えることや出血のリスクを高める可能性があるため、特に手術後の患者においては注意が必要である。
僕の場合は21日が第1クールであり上記のような副作用に負ける訳にはいかない。
この抗がん治療が効かなくなるまで続けている患者さんのことを思うと気が遠くなる。
その後、第2クールに入る前に主治医から明るいニュースが告げられた。
腫瘍マーカーであるCEA値が29.6から10.4に下がった。CA19/9の値が146から71.3まで低下した。
たった1回の抗がん治療では奇跡的な効果である。
次回の治療に向けては、血液検査の結果を確認し、必要に応じて治療計画を調整することも視野に入れなけれならない。
生活習慣の見直しやストレス軽減、十分な休息を心がけることで、治療の成功に寄与することができる。これらの点を念頭に置きながら、今後の治療に臨むことが重要である。
以上のように、ゼロックス療法とアバスチンの治療は、効果が期待できる一方で、副作用やリスクも多岐にわたる。治療中は、自身の体調や副作用に注意を払い、医療チームとのコミュニケーションを密に行うことが大切である。今後も体調管理をしっかり行い、必要な支援を受けながら、治療を進めていくことが重要である。私の身体には何が起きているのか、引き続き注意深く見守りながら、癌ファイターとして明るい闘病生活を目指していきたい。
次に続く
智探庵代表