2022年7月3日(日)

40代からの脳力の磨き方

2009年5月21日

»著者プロフィール

 いつも喧嘩が絶えない夫婦でも、脳のためには一緒にいたほうが刺激になります。喧嘩するときは、相手に勝とうと思って頭を使いますし、喧嘩していないときは相手のために少しは何かをしてあげるはずですから、それが脳を活性化するのです。

 様々な事情で、どうしても一人暮らしをせざるを得ない人は、できるだけ社会に出てグループ活動に参加することをおすすめします。趣味の講座や、ボランティアなど、他人とコミュニケーションできることであれば、なんでもかまいません。

 可能であれば、同性よりも異性の友達を作るほうが、脳力は高まります。恋愛であればなおさらです。恋愛をすると脳力が高まるのは、若いころを思い出してみると納得するはずです。誰でも好きな相手のために、自分でも驚くような行動力を発揮したことがあるのではないでしょうか。恋愛をすると、相手のために何かをしようとするため、前頭葉や海馬が活性化されるのです。また、恋愛によって生まれる快感は、以前お話したドーパミンを分泌させ、ワーキングメモリーの働きを良くします。

 子どもと積極的に接することも、脳の機能を高めます。人間は、子孫を残すために家族で暮らすことを始めました。それは、人間の赤ちゃんが他の動物よりも脳が大きくなった分、未熟な状態で生まれてくるため、大人が保護して教育する必要があるからです。大人は、子どもを教育するために脳の様々な機能を働かせながら人間的に成長していきます。これは、進化の過程で人間に備わった特徴です。そのため、何歳になっても子どもと接することは、脳に良い効果をもたらします。

喫煙習慣は、最大酸素量を減少させて老化を早める

 脳に悪い習慣の4つめは、「喫煙」です。たばこを吸うと、気管支の働きが悪くなり、肺活量が減少します。その結果、体内にたくさんの酸素を取り込めなくなり、老化が早く進みます。たばこを吸う人が50歳ぐらいになると、同年代の吸わない人に比べて皮膚の色が悪くなるのは、細胞の酸素が不足するためです。当然、脳への酸素も減少しますから、脳の働きも悪くなります。

 ただし喫煙をやめれば、喫煙期間が長いほど時間はかかりますが、肺は元に戻り、肺活量の減少も防ぐことができます。脳の働きも、脳を活性化する努力をすることで、良くすることができます。

関連記事

新着記事

»もっと見る