カー・ディーラー街の中国自動車メーカー販売店
カラマのグラダナス通りの上記の2軒の大型中国雑貨ショップの付近には、自動車販売店が軒を連ねてカー・ディーラー街を形成していた。トヨタ、ホンダの大きな店舗が先ず目に付いた。トヨタ販売店で聞くと、やはり南米では電気自動車は全く人気がなく時期尚早とのコメント。数年前からガソリン価格が高騰しているので、ハイブリッド小型乗用車が人気らしい。韓国のヒュンダイ(現代自動車)、キア(起亜自動車)の販売店の先にChery(奇瑞自動車)、Exceed(奇瑞自動車のプレミアムブランド)、Geeley(吉利自動車)という中国メーカーの販売店もあった。
日本では知られていないが、奇瑞自動車は中国の5大自動車メーカーの一つ。2023年には190万台生産して半分は海外市場で販売。海外工場10カ所。吉利自動車は、親会社がボルボを買収して傘下に収めてから品質が向上。2023年には170万台生産。衣料雑貨の次は耐久消費財でも中国は南米を有望市場として狙っているようだ。
第13回では両国の基幹産業への中国の浸透を報告したい。
以上 次回に続く
