インバウンドに見える希望
石川県は震災発生後の24年9月に奥能登豪雨にも見舞われている。住民数の減少は、地域経済の持続可能性に大きな懸念材料であるが、ここで希望の見える統計も紹介したい。
石川県の発表した観光統計によれば、24年の石川県の観光入り込み客数は1886万2000人と震災前の2153万8000人に対して87.6%の水準と、12.4%の減少となった。このうち主要温泉地宿泊者数は81.1%と2割近い減少となっている(表3)。
このうち震災および豪雨の影響もあり、石川県のうち能登地方での観光入り込み客数が大きな減少となっている。特に和倉温泉では23年の59万4000人が24年にはわずか8万7000人と14.7%(8割以上の減)にダウンしている。
しかし、暗いニュースだけではない。折からのインバウンド(訪日外国人)ブームもあって、震災が起きた24年であっても、石川県の外国人宿泊者数は、23年の77万4000人の142.9%となる110万6000人と大きく増加している。
26年はさらに多くの観光客が来訪し、被災地域が1日でも早く復興できることが望まれる。特に能登地方により多くの人びとが訪れることで、観光を通じた地域支援につながることを期待したい。


