2026年1月9日(金)

韓国軍機関紙『国防日報』で追う

2026年1月8日

 2025年から26年にかけは、北朝鮮の原子力潜水艦公開、米国のベネズエラ侵攻と波乱尽くしだった。日本では「もういくつ寝るとお正月」の歌があるように年末年始は特別感が満載だ。

 ではお隣の韓国も同じかというとそうではない。あまり知られていない韓国の年末年始事情とともに、海兵隊の軍種化を追う。

韓国の年末年始事情――旧正月文化と兵営の現実

 韓国では新暦(太陽暦)の新年よりも旧暦(陰暦)の正月、すなわち旧正月(ソルラル)を重視する伝統が色濃く残っている。今年の旧正月は2月17日だから、韓国のカレンダーでは14日から18日が連休になっている。

 旧正月に家族が集まり、先祖に礼を尽くす祭祀や伝統料理のトックを食べる風習があるため、12月31日から1月1日にかけての年末年始は、クリスマスと元旦を休むだけで特別感は薄い。

 そこにはもう一つの理由がある。政府の会計年度が1月1日に始まるのだ。日本でも年度末の3月になると民間企業も多忙になるように、韓国も12月は慌ただしくなる。ちなみに学校は3月にスタートする。旧正月が明けたら新学期という感覚だ。

 韓国には年賀状の習慣はほぼなく、近年はカカオトークなどSNSでの挨拶が主流だ。お年玉に相当する「セベットン」は旧正月に渡すもので、新年のお年玉文化は定着していない。

 では、兵役中の若者たちは年末年始どう過ごすのか。韓国軍には休暇制度があるが、部隊の運用状況により取得時期は制約される。年末年始も交代制で勤務が続き、全員が休めるわけではない。ただし、クリスマスや元旦には特別メニューの食事が提供され、兵舎内でささやかなイベントが行われることもある。

 旧正月には多くの将兵が帰郷休暇を取得し、家族と過ごすことは民間と変わらない。この時期の休暇希望者は多く、抽選になることも珍しくない。また兵営改革の影響で、徴兵された軍人に優先的に休暇を付与するため、下士官以上の職業軍人が休暇をとりづらくなっている問題が表出している。


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