バフェットはどう投資をしてきたか
このほか本書で興味深いのは、バフェット氏がどのような考え方に基づいて個別企業の投資を決めたかについても記している点である。具体的には米大手自動車保険会社のガイコ(GEICO)やコカ・コーラ、アップルなどである。バフェット氏の重視する原則に照らしてどう判断したのかをケース・スタディの形で紹介する。
巻末には1977年から2021年までのバークシャー・ハザウェイの投資先のポートフォリオが紹介されており各時代にバフェット氏がどんな企業の株式に関心を持ち、長期にわたって保有しているかがわかり興味深い。
本書の価値は、「投資の神様」が長年にわたってどんな考え方で企業を見てきたのか、その発想法や着眼手法を理解できる点にある。読む側の経験値や熟練度に応じて本書の理解度は異なってくるだろうが、それぞれの段階に応じて投資手法を考えるための参考になる力作である。
