上がるガソリン価格と下がるトランプ支持率
トランプ大統領の支持率の下落が続いている。最近の世論調査は30パーセント台の支持率を示している。支持率低迷の大きな理由は、物価上昇とイラン戦争だ。
3月30日から4月13日かけ全米3万2400人を対象としたNBCの世論調査は、トランプ大統領への支持が下がり続けている現状を明らかにしている。
トランプ大統領の職務執行状態についての支持は、次の通りだ。カッコ内は1年前の4月の数字だ。
有権者が大きな不満を持つのは、トランプ大統領のインフレと生計費への取り組みだ。支持は3分の1にも満たない。
イランとの戦争については、有権者の3分の2が反対の立場だ。
有権者が不満を持つのは、24年の大統領選挙期間中のトランプ大統領の公約、「エネルギー価格と電気料金を大統領就任後1年以内に半額にする」が全く実現せず、物価が下がるはずが、相互関税とイランとの戦争により上昇していることだ。
ガソリンとディーゼル油の価格推移は図-1の通りで、上昇したままで戦争前に戻る気配はない。トラック燃料として利用されるディーゼル油の上昇幅が大きく、これから物流費が値上りし、物価が上昇する。
ガソリン価格を下げられる機会を大統領が潰しているのだから、有権者は不満を持つだろう。もし、トランプ大統領がイランへの爆撃を再開すれば、戦争は泥沼にはまる公算が大だ。

