国立清華大学研究学院 修士課程インド人学生 V ソメシュワル ラオさん(V Someswar Rao)
❝世界レベルの企業と研究ができるのが魅力❞
半導体研究の道として国立清華大学を選んだのは、サイエンスパークの中にあり、世界レベルの企業との産学連携が非常に盛んだからです。日常的に企業のマネージャーや技術者たちと接する機会が持てるのは、大きなモチベーションになりました。教授陣はよく「学生たちは、常に産業界に出る準備ができている」と言いますが、その通りだと思います。
学生は企業のプロジェクトやインターンシップに参加することができて、私はTSMCやPSMCの共同プロジェクトに2年間携わりました。企業からの高い期待値に応えるため、早朝から夜遅くまで研究に取り組むこともありましたが、幼い頃から半導体に興味があったので、努力を継続できました。そして、TSMCのような業界をリードする半導体企業に、プロセスR&Dエンジニアとして入社する夢を実現させたいと思います。将来は研究の専門性をさらに深め、最先端技術の発展に貢献したいと考えています。
国立陽明交通大学 産学共創部 副学長 黄經堯 教授 (Ching-Yao Huang)
❝ミッションは、世界中の研究者と出資者の共創エコシステムを作ること❞
私は国立陽明交通大学の産学共創部の代表として、グローバルな人材共創プログラムを主宰し、スタートアップ支援に携わっています。私たちのミッションは、国際的な共同研究を推進することと、研究者を世界の投資家や起業家へとつなぐ人材の橋渡しを行い共創エコシステムを作ることです。そのため、日本、インド、東南アジア、米国、欧州連合(EU)など、各国とネットワークを築いてきました。日本では、北海道大学や東北大学、京都大学、九州大学、九州工業大学、熊本大学など、多くの大学と包括的な連携協定(MOU)を締結し、継続的な共同プロジェクトを通して協力しています。最近は特に、九州エリアとの連携が深まっています。
思い返せば15年ほど前に日本で初めて連携を模索していた時は、軌道に乗せるのが難しい状況でしたが、新しい扉を開けてくれたのが福岡でした。本学は、九州経済連合会の会員となり、日本の企業、産業団体、地方自治体、大学との間で、長期にわたり良い関係にあります。
当産学共創部は現在、日本の行政機関とも多くの接点を有しており、例えば東北、北海道とも継続的に交流しています。そして仙台市の場合は、市職員の本学への派遣を行っています。日本と台湾の「産学共創」という共通の目的のために、お互いが多角的にパートナーシップを構築することで、地域の優れたイノベーションを推進したいと思います。そして、国際的な研究開発の発展や人材交流の活性化を促し、最先端技術の社会実装に貢献したいと思っています。
