扱っている商品とは
まずメーカーですから、どんな商品を扱っているのかから始めます。
洗濯機、乾燥機、食洗機、電気オーブン、電子レンジ、電気スチーマー、コーヒーメーカー、冷蔵庫、IH、台所用換気装置、紙パック掃除機、ロボット掃除機、洗剤、等々。家庭の衣類ケア、フロアケア、そして台所家電がずらりと顔を並べます。
特長はビルトイン型が多いこと。商品分析は、第二回目でじっくりしますので、まず、こんな商品を扱っているということを知っていただければと思います。
多彩なエピソード
ミーレはいろいろなエピソードを持ちます。多分一番流布されているのは、故スティーブ・ジョブスが、ミーレの洗濯機を選択したときのことでしょう。
ジョブスは、「ドイツのミーレ社はプロセスをじっくりと考えている。ミーレ社が開発した洗濯機や乾燥機のデザインは素晴らしい。これらの製品にはここ数年どんなハイテク機器にも感じたことがない興奮を覚えた」
今回は、それ以外のエピソードを集めてみました。
ロックンロールのライブステージを支えるミーレ
ミュージシャンは、非常にフィーリングを大切にします。そのフィーリングを具現化するステージ。これに使われるステージ衣装もそうですね。
歌いながら、踊りながら、数時間、ステージを勤めるわけですので、まあ衣装も汗まみれになるわけです。紅白の小林幸子の衣装の様に、洗濯できない衣装もありますが、使い終わると、次の公演のためにクリーニング屋さんに・・・。
とはなりません。クリーニングはやはり人がしますので、出来にムラがあること、また中には、近くにクリーニングがない場合だってないわけではありません(アメリカは何でもありの国ですからね。)。
そこで彼らが使うのが「Rock n Roll Laundry」社。一緒についてきてくれて、バックヤードで洗濯してくれるプロ集団の会社。このメーカーの採用洗濯機が、ミーレなのです。
専用の紺色のケースに、ミーレの洗濯機、乾燥機を20台も積み込み色々な所へ付いて廻り、必要に応じて洗濯するのです。写真を見せてもらいましたが、縦長の動くコインランドリーと言うべきでしょうかね。
昔、バレーの衣装は傷みやすいので、ミーレで洗うのが一番。このため、スイスのバレエ団が列車で移動する時、一両はミーレの洗濯機で埋まっている、という話を聞いたことがあるのですが、それの現代版。
顧客として、名前が挙がっているのが、U2、ボン・ジョヴィ、ピンク・フロイド、エルトン・ジョンなので、本当にスゴい。
ちなみに、歌舞伎の関係者に地方公演ではどうするのかと聞きました所、「小屋が決まっているので、ずっと付き合いのあるクリーニング屋に出す」とのことでした。では、どこにでも行く相撲興行はどうか?というと・・・。廻しは洗濯しないのでした!!