2024年11月23日(土)

家電口論

2015年12月31日

カトリックの神父さんの面倒も見ます

前ローマ法王ベネディクト16世の周りを取り囲むバチカンの神父ら。この法衣もミーレで洗われている?(iStock)

 イタリアのローマにはバチカン市国があります。ローマカトリックの総本山ですね。神父さんはファーザーと呼ばれ、黒の法衣を着ます。

 で、この法衣を洗うのもミーレ。バチカンの洗濯室にはミーレがズラリと並んでいるそうです。

 ロックンローラーから、聖職者まで、幅広く対応しているのがミーレです。

犬でも洗える洗濯機?

 YouTubeでも紹介されている、JTMサービス社が扱っている洗濯機もミーレ製です。名前、「Woof to Wash」。woofは犬の鳴き声。日本語でいうと“ワン”です。つまり、「洗濯への“ワン”」ということ。犬が鳴くと、洗濯開始ということです。

 その他の特長は、扉にロープ、ロープの先には骨の形をしたカミカミ君(犬が噛みついてじゃれるゴム製のグッズ)。それと足跡の模様が入って大きなスィッチが一つ。このスィッチは扉オープン用です。

 この洗濯機、ものぐさな誰かさんのためではなく、介護犬用のモノ。ご主人様は身体が不自由。当然、洗濯物の出し入れなどチョットしたことでも大変です。

 しかし、 Woof to Washだと、介護犬でも洗濯ができます。お手の応用で扉のロックを外し、ロープを加え大きく開きます。洗濯物を加えて入れ込み、扉を閉める。そして「ワン」。普段着用ですあり、絹物とか、特殊なモノはないわけですので、プログラムも1つ。これで十分なわけです。

 昔の日本ならありそうな話ですが、世知辛い現代日本では夢の様なエピソードかも知れません。

この様なエピソード溢れる商品を作り出すミーレ。次回は、その商品を分析して行きます。

  
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