2022年10月1日(土)

WEDGE REPORT

2016年3月23日

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追い詰められたIS 戦争相も死亡

 ロシア軍がIS攻撃に集中してきたこともあり、軍事的にISが追い詰められた状況がさらに切迫したものになっている。特にこのところISの幹部が相次いで空爆などで殺害されていることに打撃を受けている。中でもISの戦争相であり、軍事司令官であるオマル・シシャニの死亡が象徴的だ。

 シシャニはISでロシアの「チェチェン軍団」を率いてきた人物でロシアや米国の標的になっていたが、3月4日の米軍の空爆で重傷を負い、その後死亡したという。シシャニはグルジア軍の元軍曹で、ISの最高意思決定機関「諮問評議会」のメンバー。重要な軍事作戦で大きな役割を演じてきた。

 また、上級指揮官のハッサン・アバウドも3月初めのシリア北部アレッポの戦闘で死亡した。アバウドは元々は反体制派組織を率いていたが、一昨年にISに寝返った。ロケット弾で両足を切断しながらも、反体制派指導者の暗殺作戦を指揮してきた。

 ISはこうした劣勢の中、自爆テロ作戦を激化。トルコ・イスタンブールの中心部で19日に起きたテロでは、外国人4人が犠牲になったが、ISの犯行と見られており、トルコなど周辺諸国だけではなく、欧州も警戒態勢を強めている。

  
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