定年バックパッカー海外放浪記

2016年5月7日

»著者プロフィール
閉じる

高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年、横浜生まれ。神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

香格里拉の紅軍記念館の雲南省北部中甸地区で漢民族共産党支配に対して発生した叛乱に関する説明文

 雲南省の観光地では観光客相手の食堂、土産物屋、旅行代理店、貸自転車、安宿などのスモール・ビジネスは雲南省以外の各地から移住してきた漢民族によって経営されていることが多い。このように多数の漢民族が雲南省に移って来て個人経営の商売をしているということは観光地で一儲けしようという経済的動機が第一であろうが、共産党が主導する西部大開発の政策にも合致するものである。少数民族と漢民族を融和させて地域経済の底上げを図るためには小金を持参して起業する漢民族移住者は地元共産党指導部にとり歓迎するべき人々であろう。

 他方で気になったのは漢民族の移住者を土着の少数民族がどのように受け止めているかということである。経済的に豊かな漢民族の経営者に少数民族の被雇用者が搾取されるというような構図が拡大してゆくのではないかと懸念する。

香格里拉から徳欽へ

解放された慰安婦の写真、毒ガス弾の発射の写真、捕虜を大量処刑する写真など。真偽不明であるが
侵略した日本軍による暴行と日本軍を駆逐した紅軍の歴史的貢献を延々と解説。写真は南京虐殺、強制労働など

 3月1日 香格里拉から徳欽へ大型長距離バスで4時間。徳欽から4WDの乗り合いタクシーで小一時間走って飛来寺に到着。車窓から6000メートル以上の山々が連なる梅里雪山(メイリーシュエシャン)を眺望。眼下には落差2000メートル以上の渓谷が続く。道路は日本の高速道路並みに整備されており片側二車線で舗装もよくガードレールも設置されている。そして区間の大半はトンネルや橋でつながれて高速走行ができるように設計されている。莫大な費用と人員を投じて想像を絶する難工事を完遂したことが容易に想像できる。

 更に急峻な山岳地帯に建設されているので山肌をみると崖崩れが頻発していることが分かる。そのため絶えず崖崩れの修復工事や斜面の落石保護施設の安全点検が必要となり維持費だけでも大変である。

関連記事

新着記事

»もっと見る