ここ数日で新たなテロの懸念
テロは戦場で起きるのではない。平和な通りや街角、団らんのレストラン、イベント会場や駅、空港などの交通の拠点。こういったところが一瞬にして恐怖に満ちた殺りくの現場に変わってしまう。日本ではたとえ深夜であっても、歩いている通りが安全かどうかなどと考える人はほとんどいない。日本があまりにも平和であるためだ。
だが、トルコ、バングラデシュと相次いだテロがこれで終息と思っている人はいない。とりわけラマダンが明ける今週いっぱいは新たなテロが起こる懸念が強い。だから海外に居住している、また海外を訪れる日本人は、滞在先の治安情報にことのほか敏感でなければいけない。
欧州各国や中東・アフリカ、アジアのイスラム教国では、「駅や繁華街など人の多く集まる場所での滞在時間を短くするよう心がける」(同)といった安全のポイントをあらためて確認したいものだ。
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