ビジネススキルを活かして楽しむ脱力系子育てのススメ

2016年9月5日

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小川大介 (おがわ・だいすけ)

1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大学受験予備校、大手進学塾で受験国語の看板講師として活躍。難関中学、国公立大学医学部などへ多数の合格者を送り出す。2000年、さらなる学習指導の理想を追求し、中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1を設立。教科指導スキルに、声かけメソッド、逆算思考、習慣化指導を組み合わせ、短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。著書に『小川式[声かけ]メソッド』(宝島社)、『中学受験 基本のキ!』(共著:日経BP社)、『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)、『論理力は小学6年間の国語で強くなる』(かんき出版)など。今年10歳になる男の子の父。

 何を自分でやるしかないのかと言えば、なりたい自分を見つけ、目標を持ち、実現させていく行動を重ねるということです。

 もちろん初期の段階では、大人が「課題」という形で目標達成のための行動を与え、子どもたちは与えられた課題をこなすことが中心です。しかしいつまでも与えられた課題をこなすだけでは、社会で生きていく力は身につきません。段階を踏みながら、子ども自らが課題を設定し、クリアしていく力を身につけていかねばなりません。この課題を設定する力とは、つまるところ目標から逆算して計画を立てることです。そして課題をクリアしていくには、行動をスケジュールに落として実行していく力が必要です。

 ですから、スケジューリングの力を持つことは、生きる力を持つことだと私は思うのです。

「計画は破られるためにある」?

 ところで、イギリスのヴァージングループ創設者、リチャード・ブランソンの言葉に、

 「記録は破られるためにある。

 そのために努力し続けるのが、人間というものだ」というのがありますが、

 どこで聞きかじったのか、私の生徒の一人がこの言葉をもじって、「計画は破られるためにある」と宿題忘れを正当化しようとしたことがありました。

 もちろん彼は、あっさりきっちり叱られたのですが、真理を突いてはいますよね。

 計画は立てることより、実行することが難しい

 始めることはできても、続けることができない

 行動科学マネジメントの第一人者、石田淳氏の『「続ける」技術』がベストセラーとして売れ続けているのも、この悩みを抱えている人がいかに多いかの証左だと思います。

 続けるとは、同じ行動を繰り返し行うということ。一度やれたことだから、本当なら次も簡単に出来るはずなのに、なぜやめてしまうのか。一言で言えば面倒だからです。さてやろうとしたときに、準備して、順番を考えて、ということがわずらわしい。後でやろうと先送りしてやらなくなるというのが大半です。

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