パンダの絵を描いてみよう
理想的なやる気である内発的なやる気は、自分自身でものごとを決定したり選択したりして、成功のイメージを少しずつつくり上げていくことで高まっていきます。自分以外の人や周りの環境によってやらされている状態を、能動的に脱却していく過程から育っていくのです。
そこで重要となる心理的スキルが、「目標設定」です。みなさん、まず、紙とペンを準備してください。準備ができたら、20秒間、夢のような大きな目標をイメージしてみてください。
頭の中に夢のイメージはでき上がりましたか?
次に、先ほど準備した鉛筆を持ち、紙にパンダの絵を描いてみてください。描き終えたら確認してみましょう。
①パンダの顔は、どこが黒く、どこが白いですか?
②尻尾は何色ですか?
③前足、後ろ足、背中の模様はどのようになっていますか?
では、インターネットなどでパンダの画像を探して、実際のパンダと描き終えたパンダを比べてみてください。
自己採点をしてみましょう。100点満点中、何点をつけますか?
イメージと現実のギャップに気付く
パンダを動物園で見たら、誰でもすぐにパンダだとわかるでしょう。それは、頭の中に、パンダという動物のイメージがあるからです。しかし、頭の中のパンダのイメージを、「書く」という形で実際に表現しようとするのはとても難しいということはすでにおわかりになったはずです。みなさんが描いたパンダを見てください。そこには、「イメージと現実のギャップ」が見えるはずです。「なんかおかしい」「どこかが違う」パンダが、そこにあるのではないでしょうか?