時代の価値観は確実に変わってきている
私の近所でもお隣さんの娘さんはアメリカに行ってアメリカ人と結婚されているし、お向の娘さんもカナダに行ってカナダ人と結婚されている。私の長女の高校時代の同級生はイタリアに行ってイタリア人と結婚しているし、家内のお友達の娘さんにも何人も海外で外人さんと結婚しているケースは幾らでもある。
要するに、今の30代の日本女性にとって海外生活や海外での結婚生活には何のためらいもないようである。無論、自分の人生が思い通りにならないので「青い鳥症候群」に陥っている女性も皆無ではないが、昔と比べて特に驚くべき現象ではないようだ。
40代や50代以上の世代から見るとまだ違和感があるようだが、30代以下の世代から見るとどうということはないようだ。要するに海外旅行の延長線上に海外生活があるだけの話で現代のようなグローバル時代には極めて正常だと考えるべきである。
今やナイロビに次ぐ起業家が集結している国家がルワンダである
山田美緒さんのように海外経験が豊富でしかもご主人もアントレプルナーで起業精神が溢れているならば側で見ていても応援をしたくなる夫婦である。時代を誘導しているような雰囲気さえ漂わせている。「KISEKI」レストランも設立してまだ2カ月しか経ってないが、日本人の若者やJICA関係者や外国企業の駐在員の情報交換の場にさえなっている。起業は人である。チャレンジ精神の溢れる人材がルワンダに集まってきているが「類は友を呼ぶ」のだろう。
東アフリカで最も起業が成功しているのは第6回アフリカ開発会議(TICAD6)が8月に開催されたケニアのナイロビであるが、実はIT国家を目指しているルワンダのキガリが起業家の人気No2であることは意外に知られていない。従って日本の起業家がルワンダに来るのもこれからが本番である。「狭い日本にゃ住み飽きた」若者たちが奇跡の国家、ルワンダに集結しつつある。パート2では「KISEKI」レストランに集まってきている日本人起業家の女性にスポットを当てたいと思う。新しい「ルワンダのKISEKI」を紹介させて頂きたい。
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