豆腐類、乳製品、芋類、海草類、キノコ類も忘れずに
和風のお店なら大豆製品・豆腐系料理を一品、洋風のお店なら乳製品系料理を一品、注文する。これも「注文し忘れがちな料理」だ。
芋料理も注文したい(ただしフライドポテト以外)。豆類や芋類には食物繊維が多いので、おつまみに含まれている塩分や脂肪分を体外へと排出する手助けをしてくれる。
和風のお店なら、海藻料理あるいはキノコ料理のいずれか(もちろん両方でもいい)も頼みたい。これらは比較的低カロリーで、かつ満腹感がある。
メインが「肉だけ」にはならないように!
頼み忘れることはほとんどなさそうだが、主菜(動物性タンパク質)系料理としては肉料理と魚料理をバランスよく(一品ずつとか)注文しよう。肉料理ばかり(たとえば鶏の唐揚げ+ソーセージ盛り合わせなど)注文することのないようにしたい。
ちなみに、アルコールは肝臓で代謝(酵素によって分解)されるのだが、このときに肝臓の細胞に負担をかける。その修復には動物性タンパク質が効果的である。
調理法にも変化をもたせる
おつまみの食材にバラエティを持たせることも大事だが、「調理方法」にも変化をつけて頼むこともたいせつ。揚げ物だけではなく、生もの、焼き物、蒸し物、煮物、炒め物、酢の物、この時季なら鍋物もいい。調理法に変化を持たせると、栄養バランスが整いやすい。同じ調理法(たとえば揚げ物ばっかり)だと、栄養的に偏りが生じやすいことを覚えておこう。
酔ってからおつまみを「追加」しない
おつまみは、酒宴のスタート時に「適量」をしっかりと注文することも重要なポイント。酒宴が進むにつれて酔いが回ってきて冷静な判断ができなくなるので、基本的に、おつまみの追加注文はしない。酔いに任せて次々に注文をすると、せっかくシラフのときに(健康と財布の事情を考慮して)注文したことが、台無しになる。
最初に注文したおつまみが出揃って、それを食べ終わったら、その時点で「お開き」にする。
最近はデザートが豊富(豪華、大量といいかえてもいい)な傾向になってきた。とりわけ女性の場合は「別腹」などといってデザートを食べすぎがちなので、注意したい。別腹も「自分の腹」である!